こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

愚 者 の 宴

2020-06-14 07:19:25 | Weblog
政府が電力会社に買わせている

恰好で統一された

再生可能エネルギーのすべて



温暖化防止対策の結果

を何一つとして挙げ得ていない


その反証となるエビデンスとして

増え続ける一方で推移し続けている

CO2削減運動の実効不在

という現実を改めて

ここで指摘しておく


世界中が誠意を以て

熱心に取り組んでいる

にも関わらず

まったく減っていなかったどころか

確実にそれは今も増え続けている

という現実は

とても雄弁


この現状を誰も不思議に思わない

ということ自体

が非常に不思議


地表に温暖化現象を与えているのは

温室効果ガス

であるのは間違いない

それがCO2であることを

世界中の誰もがそう信じ込んでいる

ところが

CO2の性質や属性に関すること

については誰も確かめたことがない

検索すれば一瞬で分かっていた

にも関わらず

誰一人調査しようとしたことが

ない

という事実

がこの一連の不毛な経過から

明らかとなっている


温暖化を地表に与えている温室効果ガス

の最大勢力は二種類の気体


ひとつはCO2であり

まだ指摘されたことがない

もう一つが

気体の水である水蒸気

つまりH2Oだったのだ


夏に水を撒くと涼しくなるのは

水蒸気が地表の熱を

上空へと持ち去ったから

だがその熱は法則によって

大気中にしっかりと保存されている

これが水蒸気がもつ温室効果


気化熱が地表を冷やしたとき

水蒸気のもつ温室効果能力



熱を保持して空へと昇る

熱の移動がそこに生じ

地表を冷やすと同時に

大気層を温める

このようにして水蒸気は

温暖化を推し進め

知らず知らずのうちに

強い影響力を

地球環境へと及ぼしている


地表から水蒸気が持ち去ったその熱は

上空へと移動して

そこを反対に温める

水蒸気の持つ温室効果能力が

気化熱による地表の冷却と

空気層に溜まっている熱を

より高める


大気には標高の差ごとに

固有の熱が階段状に分布し

高空にいけばいくほど

大気の温度はより低くなる

そこに温室効果ガスが移動すると

高められていた気温は

上空の寒気によって冷やされる


最終的に熱平衡という状態に

落ち着くのだが

大気圏内にある熱の違いは

階層ごとに変化するため

一定でありつづけることはできない


地表を冷やしたその熱は

上空を反対に温める

だが

上空の寒気が熱の一方的上昇

を抑え込む

このため空気圏の熱は高くなっても

高度一万メートル付近の熱は

マイナスとなるため

とても冷たい

温熱と冷熱とが熱交換するエリアでは

温室効果は冷却効果となって

現れる


気候変動要因は

空気密度が高くなっている

低層の熱の移動

が生み出したもの

そこは低気圧と高気圧からなる

対流圏と呼ばれている空域


熱エネルギーを保存する法則

が不在なら

こうした変化は生じていない

水蒸気に温室効果があるからこそ

地表付近の熱が生んだ水蒸気が

大気圏低層の空気圏を

緩慢に温める

というメカニズムを安定化させている


これまで温暖化の原因は

CO2だと断定されていた

二酸化炭素は温室効果ガスの一つ

ではあるのだが

CO2のもつその熱は

地表付近を温めることしかできない


大気圏の温度分布は

上空へ行けば行くほど

冷たい冷気に晒される

熱を保持する温室効果は

高層域に於いては反転している

温熱は冷熱となり

温室効果能力をそこで失う


温暖化の原因とされている

熱の関与をガスが上昇することで失う

このため大気圏では

指摘されている温室効果は

成り立っていないのだ

気候変動は対流圏で起きている

事象の変化という意味をもつ

それを生みだしているのは

気体の水である水蒸気


標高の高い山では

気圧の差と気温の差との間に

相関する一定の関係のあることが

分かっている

だがその違いは

一度も考慮されたことがない


温室効果ガスだからといって

熱を常に与えている

ということではない

冷たい熱の供給源

となっていることも

考えられる


温室効果ガスだからといって

温暖化の原因が

それによって維持

または加速されている

ということにはならない


熱を失った温室効果ガスは

上空に達した時

冷却効果ガスという性質

を身に着けている


温室効果ガスの大気中の濃度

がどんなに高まっていくにせよ

そのガスがどの温度帯域まで

温室効果を維持するのか

ということについての報告は

まったくない

そこにあるのは平均気温という

抽象概念だけなのだ


温室効果があるからというだけの理由で

温暖化を考えるのは

間違った判断を押し付ける

という点で危険な行為となっている

事実関係を確かめないまま

単に温室効果ガスだから

というだけのことで

温暖化の原因だと断定してしまうのは

独断という名の事実誤認

を確定させる


冷たくなってしまった温室効果ガスは

もはやそれとは別のモノ

温暖化の原因と規定するためには

ガスの分布域を

高度差の違い毎に分類して測定し

安定性の確からしさを

観察しておく必要があったのだ


要するに世界中の知識階級が

検証と確認とを連帯して怠っていた

ということになる一連の経過が

80年代後半頃から既に成り立っていた


この事実関係を判断するための

確認作業を怠りつづけていながら

温室効果が有害だ

とそう決め込んでいた

そのことが

真実を却って見失わせてしまったようだ


CO2の大気中濃度は

400ppmを既に超えている

この比率がもっと高まったとしても

温暖化現象に直接の影響が

及ぶことはあり得ない

なぜなら

比率をppmから%にしてみれば

それがもつ濃度の意味が

よく見えてくるからだ


ppmとは百万分の一を示す単位

パーティクル パー ミリオン

%は百分の一であることから

百万分比を百分比に起き変えてみると

それが0.0004%に過ぎない

ということが分かっていた


たったこれだけの濃度であるに過ぎない

CO2が

地球規模の壮大で広域的な

環境異変を引き起こす原因

となるには余りにも

その密度は低すぎる

気候変動の原因とするには

合理性がないことは

夙に明らかとなっていた


大量のCO2が

地表で生みだされているにせよ

大気圏内の平均の濃度

はたったこれだけ

どんなに高い熱をCO2に与えても

全体の割合が0,0004%でしかないのなら

その影響力は多寡が知れている

気候変動を引き起こすとは

考えられないほど

それはとても小さな値であった


そしてなにより

比重の違いを無視していた

その怠慢が

正しい理解を遠ざけた

CO2について一度でも

検索したことがあるのなら

その比重が空気より1.5倍も重い

ということは真っ先に目に飛び込んできていた筈だ

さらに水に溶け易いという特徴のあることも

同時に知ることはできていた

一度だけの検索で

CO2の全容

を理解することはできていたのだ


CO2に備わる属性を知っていたなら

CO2にある温室効果が

大気圏内には少なくて

その殆どが

海と大地とに吸収されていることを

一瞬で察知することは

容易であった

それほど分かり易いことだった


CO2のもつこの属性の意味を

これまで

誰も確かめたことがない

ということが人々の判断を誤らせ

止まらない温暖化を止めようとして

効果のない環境投資を

延々とつづけていながら

未だに何の成果も挙げ得ていない

という不毛な結果だけが残された


国連が犯した明らかな判断の過ちに

誰も気付かなくなっていた

ということが問題を深刻化させている


CO2が空気よりも重い

という事実を

誰もがドライアイスの白煙で

目にしていたことがあるだろう


本来なら中学校の先生が

CO2の重さの意味に

真っ先に気付いていなければならなかったのだ

それを確認するための方法として

アボガドロ定数

を中等教育で教えることになっている

質量計算をするときに使うのが

そこで使うための Mol という単位

化学の日は十月二十三日とされている

アボガドロ定数

6.02x10の23乗

という値にちなんで

そう決められた


学校で学んだ知識は

実生活で役に立つ機会が

ほとんど無い

この基礎的な知識を

知識階級が有効利用していたのなら

温暖化の原因がCO2にあるのではなく

水蒸気あるということくらい

一目して瞭然たるものがあったはず


空気と二酸化炭素の比重の差



水蒸気との違い

に気付くことができていたなら

温暖化の原因がCO2にではなく

水蒸気あったという事実について

世界が陥っている認識の誤りを

指摘することなど簡単だった


世界中の知識人たちが打ち揃って

事実誤認に陥ってしまっていた

この余りにも不毛な経過は

教育投資の失敗

を告げるためのものとなっている


知識の量的拡大

を目指してきた教育システムは

温暖化現象の意味を悟れない知識階級

の再生産を急がせたのみならず

指導体制に属する全員に

誤った判断に気付かせないための

錯誤

を公平に刷り込んだ

現在の国際社会のありようは

学力重視の教育が

善と信じて

生み育ててきたものに他ならない


その結果

気候変動が危機的状況に陥っていながら

そうなった変化の理由を

未だに悟れなくなっている

似非知識人と形容するしかない

のはこのためだ

そんな一大勢力を世界中で

同時多発的に生みだした

のが権威主義


知育偏重型教育の頂点にたつ

国連の指導体制の構成成分のすべて



地球大気の定義を定めるときに

水分を含まない乾燥空気を前提

として適用してしまっていた

という事実を

おしなべて見落としていた

その誤りにさえ

まったく気付けなくなっている


だからこそ温暖化は止まらずに

減っている筈のCO2は増え続け

京都議定書を見限って

パリ協定へと翻意せざるをえなかった


大気成分は窒素と酸素の合計で決められており

そこに水蒸気が加わると

構成比率が大きく変わる

定まらない数字に

周囲が振り回されるようになったのでは

問題解決能力は

これから先も引き出せない


国連が決定した環境問題

についての統一された定義には

水蒸気の関与は

最初から含まれていなかった


このために最大の温室効果ガス

となっているにもかかわらず

水蒸気は温室効果ガスの概念

から真っ先に除外されてしまっていた


この事実誤認が

今になってやっと

気候変動を引き起こす

そのメカニズムの発生因子

として誤解させいた

ということが

温室効果ガスはCO2以外にない

という誤った認識を世界中に定着させた


本当の原因物質である水蒸気

を要素化することなく

CO2の濃度変化と平均気温の上昇率だけで

気候変動因子を割り出した積もりになっている

この時の判断の過ちが

一向に止まとうとしない温暖化

を世に生み落とこととなり

あらゆる努力をしているにも関わらず

ちっとも減らないCO2に

手を焼いているという現実

を世界中に曝け出す結果を生んだ

まさに自業自得ということになる訳だ


電力業界が蒸気発電を続けている以上

加熱された高温の水蒸気が

四六時中絶え間なく生みだされる

これが空気圏を執拗に温めつづけ

温室効果を一層高め

気候変動を一方的に募らせながら

生命を淘汰し

社会資産を失わせる最大の原因

となっている

その犯人こそ

IPCCと呼ばれる歴史に残るべき

負の成果を誘導している国連の組織

彼らが問題の本質を自覚しない限り

犠牲者の数は着実に積み上がる


蒸気機関車がそうなっているように

水を沸騰させると高温の蒸気ができる

この蒸気にかかっている圧力が

蒸気の圧縮熱を更に高める

水蒸気と二酸化炭素の双方は

共に圧縮熱を副産物として

大気圏内へと放出するものであるため

複合した熱を同時に

大気圏内へと吐き出しつづける


大気圏は世界中の火力発電所が生みだした

過大な熱によって不必要に温められ

温暖化せざるを得なくなっている

問題の本質を世界中で見失っている

という事実が

地表に気候変動を押し付けた
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