こ と の 端

散文でロジックを
環境 経済 エネルギー 電気 教育 などの "E" に関するちょっと気になったこと

仕 組 の 妙

2017-10-01 09:02:13 | Weblog
国会は下衆のたまり場

問題の所在を

当事者

のすべて



相変わらず見ようとしないまま

安穏状態で

時間を潰し続けているのなら

政策効果は

悉く

裏目にでる


これから新たに起きる

経過と結果を現認する

というのが

これからの

またとない

負の愉悦


国の緩慢な一連の劣化は

問題認識能力の欠如

それに等しい


敵失に乗じた為政者グループは

その後

増長するようになったばかりか

暴走する経緯を残し

現実認識を身勝手に誤り

己が命脈を

自らの手で断つ

という愚か極まる道

を選びとる決断

を善と信じて

またしても

繰り返した


この度の情勢の変化

に乗じる機

を得た新勢力は

旧勢力が犯した敵失

を勿怪の幸いと心得た

捲土重来を期すための

天啓

と捉え

好機をわが物にしようとして

反転攻勢へと転じたものの

体幹姿勢それ自体

が未だ定まっていないことから

進むべき方向を

これからこ後追いで

探り続けることとなる


対抗軸を失う行為

を選んだのその偶発的な経緯

の愚かさを

これ見よがしに見せつけられた

票を投じる側の国民は

支持すべき対象

となる政党を探しあぐね

国益を損なう展開へと呑み込まれる身分

となることを押し付けられた


この時勢の変化に抗うことは固よりできず

粗末な展開の渦中へと

ひたすら落ちて行く定め

を受け容れることしかできなくなった

政権選択の結果が

国民に酬いるその時代が

いま漸く訪れた


民主主義の成否は

要するに

教育の結果

で決まる

学力重視の従前の教育は

知性より知識の量を重んじ

判断能力を養う経過

を戦後一貫して

蔑ろにする

という教育方針を

行政的圧力で導き

競争原理を取り入れたことで

差別化を一層推し進め

不健全性を年ごとに

より高め続けるようになっている


その結果

思考力を涵養する義務を放棄し

知育偏重をこととする

官僚誘導型の競争社会を成り立たせ

学力社会の高度化を進めて

教育投資を無駄にした

それは生産性の低さとなって

現在世界中が理解する

ようにさえなっていて

当事国である指導体制の成員だけが

思考力を失った状態から

相変わらず

抜け出せなくなっている


思考力と批判精神とを

同時に取り上げる結果を齎した

国の現状のその拙さ

というものが

その何よりの有力な

証拠


教育システムは官僚制度を高度化して

優劣の差を基準

とする社会体制を築き上げ

学歴フィルターなる概念を

ついに定着させるに至らしめた


国家予算の分配に関しては

省益の確保を目的とする

国がもつ二つの会計制度を峻別し

財政赤字をひたすら一方的に肥え太らせて

消費増税で生じた欠損を

税率の変更で補填する

という負のスパイラルを

泥縄式に盤石のもの

へと置き換えようと試みた


歳出欠陥を歳入欠陥だと言い張り

消費税率を自在に操る制度

の採用定着を目論んでいたばかりか

国民の暮らしを執拗に圧迫する

増税のブーム化に乗じ

消費構造をデフレ基調へと

切り替えさせた

国会が犯した一連の罪は

かくの如く

実に根深い


GDP成長率はこれにより抑制され

インフレ経済への復帰を

国会全体が判断を誤って

遠ざけた

判断停止という状況を勝手に挿入し

経済の復調を

自らの手で

善と信じて追いやった


五年に及ぶアベノミクスの低迷ぶりが

その事実を立証している

現状の拙さを正視することもなく

不健全な時勢に同調して

党益の確保に熱中するばかり

という姿を晒し続けている

更に省益の確保

を図りつづけていた官僚が

財政赤字の拡大に寄与する行為

を恥じることなく実行している


こうして省益と党益の確保

に余念のない

指導的立場の両勢力

が連携して幅を効かせ

誤った消費増税を

財務官僚の受け売りで

進める決断を行った旧民主党勢力を

一転して下野させる結果を

国民が与えたことから

質に於いてより悪い

現政権の長期化を

逆に引き寄せた


有害性を立て続けに

立証し続けている

この度解散総選挙を決めた

件の安倍政権自らが

囚われている判断ミスのあれこれが

国会の解散を急がせて

新政党の誕生を

却って加速させてしまった

というイキサツがこうして残された


何とも愚かな展開が

この国の政治史に

書き残されることとなったのだった


まさしく

めでたい限り

のことである

正しい選択が

国政の場で

公正に為されるようになった

そのとき

良い循環へと戻るためのプログラム



漸くスタートを切るだろう

だが

それは遠い先のはなし


永い迷妄するための期間の強制的投与は

そのための

準備

だったということが

その時

初めて知らされる

国の劣化は

これほどまでに

進んでしまっている
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 誘 導 操 作 | トップ | 愚 の 酬 い »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事