大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

大判カメラとデジタルカメラのコラボ?

2010年07月06日 | カメラ機材
写真は八幡平撮影会の一コマ。大判カメラ撮影前に徐にコンパクトデジタルを取り出し「カシャ!」。何で大判カメラの撮影にデジタルカメラが必要になるのか疑問に思う人もいるでしょうが、実はこのデジタルカメラはGPS付きの優れモノのカメラなのです。GPSとはグローバル・ポジショニング・システム (GPS: Global Positioning System)の訳で、地球上の現在位置を調べるための衛星測位システムの一種で全地球測位システム、汎地球測位システムとも言われてもいます。要するに「カシャ!」と撮影した場所が衛星情報によりカメラに記録され、このデータをパソコン上の地図ソフトを利用して正確に「何処そこの何処」が解るのです。通常、撮影をする時には絞りやシャッター速度の他に撮影場所もメモして後の整理に役立たせますが、このGPS付きデジタルを使うと完成された4x5フイルムと同じ図柄のデジタル画像で正確な撮影場所が認識できてしまいます。便利ですね!その他にもデジラルカメラのズーム機構を利用して大判レンズの選定等にも利用可能。これこそ「大判カメラとデジタルカメラのコラボ」です。是非お試しを!因に写真は大場谷地湿原。コバイケイソウとレンゲツツジ、ニッコウキスゲが一杯に咲いていました。大判カメラの最もポピュラーなパンフォーカスアオリ(チルト)を利用して撮影したい場所でした。