大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

セスナでの航空撮影大成功!

2010年07月08日 | 撮影
先日紹介した航空写真撮影にチャレンジされているカメラマンがとうとう空を飛びました。以下このカメラマン談を要約すると、梅雨の合間の晴れを見つけて調布飛行場よりフライト。一路東京湾へ。向かうは富津岬の沖合いに位置し面積23,000m²の東京湾要塞の海堡として最初に運用が開始された「第一海堡」と横須賀沖の東京湾に浮かぶ周囲1.6Kmの無人島「猿島」。海に出るまでは小型のセスナは揺れに揺れたが、海に出た途端に安定飛行状態に。用意のリンホフ2000の改造モデル(ズームファインダーを側面に装着。蛇腹への風よけ加工)でいざ撮影。事前のパイロットとの打ち合わせ宜しく被写体周辺をスムーズに飛行。ただし小さな機内の小さな窓からの撮影は技術的には難度が高い。用意のクイックチェンジャーで「ガシャ、カチャ。ガシャ、カチャ。」と連続撮影も試みる・・・・・。写真は現像上がりの作品でみなピントも構図も露出もオッケーな力作ばかり。セスナでの初航空撮影、それも大判カメラでの難しい撮影をよくこなしたと感心するものばかりでした。作品を見ると風による白波や低い位置の雲等を如何に構図に反映させるかがポイントになりそう。ただ一度は撮影してみたい被写体と思いませんか。下世話な話ですがこの1時間のフライト代は9万円弱とそれほど高い金額ではありませんので皆さんも一度チャレンジされたら如何ですか?ただしこのカメラマンはフライト前に相当に研究と練習を重ねての成果で、飛べば写ると思うのは間違いの様です。来週またフライトするこのカメラマンにエールを送りましょう。※写真下は猿島の全景。小さな雲が浮かびより立体感を感じます。梅雨が明けると島右側のビーチに人が入ります。この夏の情景を期待したいとの事でした。