大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

歴史ある碓井峠・めがね橋は最高の被写体!

2011年09月07日 | 日記

撮影会2日目の午後は碓井峠のめがね橋だった。因にめがね橋とは正式には碓氷第三橋梁と言い群馬県安中市松井田町にある鉄道橋の事である。碓氷川に架かる煉瓦造りの 4 連アーチ橋で1893年に完成した信越本線横川駅と軽井沢間の橋梁のひとつである。信越本線の電化を経て1963年に新線が建設され廃止され、1993年に碓氷峠鉄道施設として他の 4 つの橋梁等と共にに日本で初めて重要文化財に指定された。そんな訳で被写体としても貫禄があり、更に大判カメラの撮影では形の修正アオリを使用して撮りたい最適な橋とも言える。以前は無かった専用駐車場にバスを停めて、めがね橋まで歩く事数分で写真の様な勇姿を晒してくれる。橋の下を流れる碓井川は台風の影響で水量が多い様だが雄大なめがね橋の前ではそれほど目立たない。今回参加した方々もこの重厚感あふれる橋をどのようにして撮影しようかと四苦八苦されているようだった。ただこの他にも駐車場からめがね橋の道沿いにも森があり、中にはとんでもない巨木も見つける事が出来て被写体は本当に豊富だった。午後2時に現地を出発し横川の釜飯屋に立寄り5時には東京に着いていた。今回の撮影会は台風12号に翻弄され和歌山から参加予定の方が参加できない等があったが現像上がりの参加者作品を見てみると、雨が作品の実力を数割アップしているかの様に出来映えは素晴らしい。