皆さんユーサフ・カーシュ(ユーセフ・カーシュ)と言う写真家をご存知ですか?ユーサフ・カーシュはオスマン帝国生まれの写真家で1932年にカナダ・オタワにスタジオを構えカナダ政府関係者や著名人のポートレートを手がけ1941年には「ライフ」の表紙を飾ったチャーチルのポートレートも撮影している有名な肖像写真家で「カーシュに撮られることが世界のセレブリティであることの証である」とまで言われてもいます。私自身もカーシュのポートレート写真が大好きで写真集も購入しているほどの憧れの写真家なのです。そんなカーシュのオリジナル作品展がフジフイルムスクエアの写真歴史博物館にて『ユーサフ・カーシュ作品展 ポートフォリオ「FIFTEEN PORTRAITS」』と題してオリジナルプリント15点により10月31日まで開催されています。絶対に必見の写真展と思います。因に作品を見るとモデルとなっている著名人のバック(背景)の窓、壁、家具等全ての垂直線が真っ直ぐになっている事に気づきます。私の想像なのですがきっとカーシュは大判カメラのアオリを使用しているのではと思います。ですからどの作品もスッキリとしているのです。写真を見るときに主役となるモデルだけを見ないで背景や小物等にも目を配ればもっと写真鑑賞が楽しくなると思います。(私の勝手な想像でした) 『ユーサフ・カーシュ作品展 ポートフォリオ「FIFTEEN PORTRAITS」』
また(写真中・下)は名古屋ボストン美術館で開催されたカーシュの写真展図録です。興味のある方はワイズでご覧になってください。
FUJIFILM SQUARE(フジフイルムスクエア)
2011年9月1日(木)~10月31日(月)