大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

駒村商会の「HORSEMAN」を含めた商権がケンコープロフェショナルイメージングに移管される。

2012年12月04日 | カメラ機材

「HORSEMAN」や「Rollei」の取扱で有名な駒村商会より1通の手紙を頂いた。開封すると駒村商会社からの挨拶状が1枚、ケンコープロフェショナルイメージング社(KPI社)からの挨拶状が1枚同封されていた。内容は12月21日より駒村商会で取扱の写真機材、放送機器及び産業関連ビジネス事業をKPI社に譲渡するもので、以降はKPI社が営業、販売、サポート等を執り行うとされていた。駒村商会と言えば1933年に京都で創業し、1950年には警視庁鑑識用プレスカメラ「ホースマン102」を完成し、その後も1965年の「ホースマン960」から始まり「ホースマン970」、「ホースマン980」、「ホースマン985」、「ホースマンVH・VH-R」「ホースマンER-1」等の6x9Cmテクニカルカメラの名機を生み出してきた会社である。1984年にはL型アームで人気になったビューカメラ「ホースマンL45」も発売し、ドイツのローライカメラやゴッセン露出計なども扱っていました。いや~っ、複雑な気持ちですね。「HORSEMAN」ブランドが駒村商会の手から離れてしまう寂しさと、KPI社がこれから「HORSEMAN」ブランドを大事にしてより発展して欲しいとの願望が入り交じります。私は今でもLシリーズに代表される「ホースマンL45」がビューカメラ一番の名機とも思っています。うまくデジタルと銀塩の融合でこれからも「HORSEMAN」ブランドが生き続けることを望みたいと思います。