先日の東京大学構内散歩で久し振りに三四郎池を一周してきました。正式名称は育徳園心字池と言いますが、夏目漱石の小説「三四郎」で主人公の三四郎と美禰子の出会いの場所になった事から「三四郎池」と呼ばれるようになりました。池を回っていて気付いたことは池の水量が増えていることでした。ここ数年は水位が下がり多少情けない三四郎池になってたのですが10年以上前の状態に戻ったのではと感じます。皆さん、ところでこの三四郎池の水源は何だと思いますか?夏でも枯れることなく一定の水位を保っています。えっ、3枚目の写真の通り湧き水があって、滝となって池に流れているから・・・・ブブブ〜、違いますよ・・・残念ながらこの滝は人工滝でした。何でも調査によると東京大学構内に埋設されている水道管の老朽化でかなりの漏水があって、これが三四郎池に流れていると言うのが正解らしいのですね。ちょっと夢の無い話ですが、その水量はかなりであると言います。「三四郎池と不忍池が繋がっている」等と言う説もありますが、かなりの標高差もあって考えられない事ですよね。それでも何となく都内に在る池の中では神秘性が強い三四郎池ですので、このブログをご覧の皆さんも是非とも一周を歩いて三四郎池を体感してみて下さい。