山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

くろんど園地(一ヶ月半ぶりの私市)

2012年09月01日 | 山野歩

Sii180_3

◆撮影:2010年6月19日、睡蓮池にて

2012826日(日) 

『山野歩』

<くろんど園地>

[私市駅]810→[星の里いわふね]→[私市駅]828859[すいれん池]→914[くろんど池]925(くろんど池コースの道)(さわわたりの路)(そよかぜの路)→[キャンプ場]→[展望台]→(やまごえの路)1100[水舞台]→1100[草原広場]→[すいれん池]→1202[私市駅]

<一ヶ月半ぶりの私市>

私市の森中へやって来たのは久し振りだ。しかしそれは、山野走ではなく山野歩を目的としてやって来た。それはカイロのK先生より「走ってもよい」という許可がまだ下りていないからだ。「走るのは瞬間宙を飛んでいるわけで、足が着地する時に腰にかなりの衝撃が生じる」「その衝撃にYuさんの腰はまだ耐えられない」というのがK先生の意見だ。「歩く」のはよいが「走る」のはまだ駄目だというのだ。従前僕は「走る」ことで体調を整えてきたという経緯があるゆえ、最近腰以外の部分で調子が思わしくないのは、「走っていない」ことが原因なのかもしれないと考えた。

本来なら“ほしだ園地”中を歩くつもりであった。それは“くろんど園地”中よりも多くの道を知っているからだ。ところが今朝、“星の里いわふね”までやって来たところ、先日の豪雨の影響だろうか、“さわぞいの路”への入口のところに「通行止」の看板があった。

“くろんど園地”の様々な路を楽しんだ、初めて歩く道も幾つかあった。そのところどころで、炎暑にもかかわらず森中の散策を楽しむ多くの人々に出合ったし、トレイルランを楽しむ数人の姿も見かけた。幾つもの常設天幕が張られたキャンプ場では中学生らしき30人ぐらいのグループと複数の家族連れが野外料理を楽しんでいた。

樹間より見える青空中には絹積雲が僅かに棚引き、絹層雲が浮かぶ。森中では華麗に飛翔する蝶に出合った。アカタテハ、コミスジ、クロアゲハ、テングチョウ、そしてヒョウモンチョウの六種だ。なかでもヒョウモンチョウは大型で優美であった、大きい翅は欠け傷んでいたが華やかな茶の色彩がまだ鮮やかに残っていた。蜻蛉にも出合った、シオカラ蜻蛉にオニヤンマ、ハグロトンボの三種だ。なかでもオニヤンマには何度も出合いその度に我が心は弾んだ。

森中の音は蝉時雨一色であった。我が家の周辺では盛夏の時期ほどに聴かれなくなってしまったクマゼミの盛んな声もあったし、我が家の周辺には生息していないミンミンゼミの声もあった。そして、夏休みが終わるころになって啼くツクツクボウシの声もあった。

僅かだが開花する植物があった。一つは淡紅色のマルバハギだ、雑木林中、下り道の傍らにひっそりと一本の茎を伸ばしていた。二つ目は黄花だ。キク科の花なのだろうが僕には名称が分からない、花弁や葉っぱが正にタンポポなのだが茎が長く風にゆらりゆらりと揺れている。三つ目は白花だ、やはりキク科なのだろうが名称は分からない。細い花弁が8から10枚、葉っぱは披針形で茎の下部になるほど大きくなっていた。

“くろんど池”で10分間休んだ以外、休むことなくほぼ4時間歩き続け、疲労困憊の状態で私市駅に戻って来た。駅舎で椅子に腰掛け電車を待つとき、腰に鈍痛、両足指付け根辺りにはかなりの疲労があった。その間、「富士山でも必要ですので、意地を張らずに、9月2日までにトレッキングポールを購入していただいた方がいいと思います。下りでの、腰と膝への負担が少なくなると思います。」というAbちゃんからのメール文章を思いだしていた。

コメント
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