山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

生駒山縦走路(京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅)

2023年03月13日 | 山野歩
2022年11月27日(日)
『山野歩』
<生駒山系縦走路>
<京阪・私市駅~ほしだ園地~むろいけ園地~JR・四條畷駅>
[コースタイム]
[京阪・私市駅] 7:31 → [星の里いわふね] → (かわぞいの路) → 8:23 [ピトンの小屋] 8:30 → (管理道) → 9:00 [星のブランコ] 9:17 → 9:30 [やまびこ広場] 9:50 → (まつかぜの路) → 10:45 [飯盛霊園・境界鞍部]→ [飯盛霊園内] 11:16 → 11:34 [ビオトープ田原の里山・車止め] → 12:09 [堂尾池] 13:00 → 13:38 [むろいけ園地入口(ひょうたん池)]→ (駐車場) → 13:57 [森の工作館] → 14:06 [湿生花園] → 14:26 [石垣休憩所] → 14:33 [新池展望広場] → [展望台] → 15:24 [森の工作館] → 15:42 (蟹ヶ坂ハイキングコース) → [四条畷神社] → 16:45 [四條畷駅]
◆所要時間:9時間14分
<冬イチゴとツリークライミング>
「今日は、枚岡神社までは歩きたいよな」と思いつつ、私市駅をスタートするが、“堂尾池”を出る時には、目的地を石切駅へと変更し、
風光明媚な“むろいけ園地”を楽しむ内に、下山地点をJR・四条畷駅へと再度変更することとなった。
それは、大好きなこの“むろいけ園地”で、もしかすれば何か目新しいものに出合えるかも知れないという期待感が、我が脳裏に生じたからで、
結果として2時間に亘り、“むろいけ園地”を散策することとなった。
そしてだ、その期待通りに、“フユイチゴ”と“ツリークライミング”という、二つの事象に出合えたのだ。
15時が廻り、陽が落ちるまでに下山しなければならないと思い、その前にもう一度“森の工作館”に寄ってからと、其処へ向かって歩くときに、
林中前に腰を下げて、何かを懸命に探しているという様子の、二人の男女の姿が眼に留まり、「何を探しておられるのですか?」とお尋ねすると、
「これです」と言って、手に持っておられた赤い果実を見せてくださった。
それが“フユイチゴ”で、「食べてみられます?」と言われるので、一粒頂戴する。
仄かな甘味が口中に拡がり、「これをどのようにして食するのですか?」と尋ねると、「ジャムなどにして」との回答があった。
黄花の“ヘビイチゴ”しか知らない僕にとって“フユイチゴ”は、初めての出合いで、また、“フユイチゴ”そのものの存在すら知らなかったゆえ、
帰宅して、植物図鑑を紐解くがやはりその記載が無い。今度はスマホのGoogleで検索するとその姿が現れ、“フユイチゴ”はほんまに存在するんやと、改めて感激することとなった。
もう一つの初めての出合となった“ツリークライミング”には、“フユイチゴ”に出合う10分程前に出合っている。
ちょっとした広場にやって来ると、大きな樹木の上部より、20本近いロープがぶら下がっていて、
二人の方がハーネスを外しつつあるところで、実演が丁度終了し、もう御開きという様子であった。
樹木上にはハンモックも見られ、今日の催しは一般の人を対象として、ツリークライミングの体験会を行っていたようなのだが、詳しいことは分からない。
過去、“むろいけ園地”を隅々まで散策したわけではなく、知らない所もまだまだあるのだろうが、
僕がもっともよく歩いた道は、今はもう無い“瓢箪橋”を渡って“むろいけ園地”に入り、直ぐに現れる木道を歩き、“湿生花園”をゆっくりと心行くまで楽しむ。
その後は“生駒縦走歩道”を進み、中堤を通って生駒山へと向かう道なのだが、
その途中にある、人があまりやって来ない清閑な、しかも数匹の猫がいる“新池展望広場”を何時しか見つけ、ここでお昼ご飯にすることが多くなった。
そして今日は、その左上にある“石垣休憩所”に初めて上った。其処から見る景観は、華やかな紅葉が拡がっていた。
ところで、今日は、紅葉の秋を楽しもうという公の催しを、二か所で見掛けた。
一つ目のそれは、“ほしだ園地”で行われていたウォークラリーだ。
案内板に、“交野みどりネット”と書かれていて、大勢の方々が参加しておられるという様子であった。
僕は、“星のブランコ”上から見る秋の森林の景観を楽しみたいと思い、“星のブランコ”の門扉が開く時刻になるよう時間調整をしてやって来た。
“星のブランコ”を渡るのは、さて何年振りだろうか。
人で賑わう“やまびこ広場”より“まつかぜの路”に入ると、極端に人が減るのだが、
“飯盛霊園・境界鞍部”にやって来ると、飯盛霊園側から上って来られる人が俄かに増え始めた。
その方々は、大人ばかりでなく、小さな子供達も大勢混じっていたので、「何でだろう?」と思いつつ“飯盛霊園”に入り、ほんの少し歩くと、
左手のちょっとした高台に、車が多く止まっていて、出入口に一人の方が立っておられ、その際に、“府民の森・ほしだ園地 仮設無料駐車場”という札が立っていて、納得することとなった。
次に見掛けたのは堂尾池の上手で、30人余りの参加者(中高年)が集うハイキングであった。
それは、四條畷の行政が関係しているイベントのようで、同じ黄色の上着を羽織っておられる方が数人おられた。
今日の山中は、陽溜りでのんびりと過ごす人や、ハイカーやトレイルランナー、そして開催されているイベント参加者などと、秋を楽しまんという人々で溢れていた。





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