山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

目眩と嘔吐(蛭が原因?)

2017年08月16日 | 健康・病気
蓬莱山

2017年8月6日(日)
『目眩と嘔吐』
<蛭が原因?>
ベッドから起き上がった時、横になった時、椅子から立ち上がった時、坐った時など、身体を動かした時に、「目が廻っていないか」を確認することが度々だ。8月2日の朝の激しい目眩と嘔吐が忘れられなくて、我が身体に自信がないからだろう。
目眩は、2013年の山岳事故で生じた後頭部脳内出血と内耳骨折が原因と思われる目眩以来だ。その儘ベッドに横になり三時間ほど眠ると、目眩も吐き気も消滅していた。しかし、何処となくすっきりとしない日々が続く。原因が何処にあるのだろうかと考えるが分からない。
僕の身体に影響があったことと言えば、7月30日に山歩きで比良山系に行き、かなり疲れたのも事実だ。上さんが言う単純な[疲れ]が原因なのだろうか。また、そのときに蛭にやられたのだが、それが原因だったのだろうか。あれから一週間経ったにもかかわらず、脚や手に蛭による十数ヶ所もの傷跡が残っている。帰宅してから数日間手当てをすることなく放って置いたので其処彼処で膿み始め、慌てて治療をしのだが、まだ脚の傷が痒くて仕方が無い。
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クサイチゴ(赤い果実が熟し食べられる)

2017年08月15日 | 植物
2017年8月3日(木)
『クサイチゴ』
<赤い果実が熟し食べられる>
5月4日の山行時、[ヤマブキ]の隣で白花が開花していた。「山と渓谷社・日本の樹木」に記載されている[バラ科・イチゴ属]の中には、白花のものが他にも多くあるのだが、花の形や葉の形から[クサイチゴ]でほぼ間違いないだろうと思う。「赤い果実が熟し食べられる」と記されている。イチゴと名付けられるくらいだから食べられるのだろうと思っていたが、僕は口にしたことがない。野生の植物について、浅い知識しか持ち合わせていない僕は、[クサイチゴ]だけでなく、小売店で販売されていない果実の殆どを口にしたことがない。
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比良山系縦走(栗原~蓬莱山)

2017年08月14日 | 山野歩
2016年7月30日(日)
『比良山系縦走』
<栗原~蓬莱山>
[コースタイム]
[和邇駅]9:16→(バス)→[栗原]9:29→12:27(縦走路)→13:00[ホッケ山]13:23→13:46[小女郎峠]→14:30[蓬莱山]14:50→15:21[打見山]→(琵琶湖バレイロープウエイ)→[山麓駅]→(バス)→[滋賀駅]
<道無き処を懸命に登る>
[霊仙山口]から[霊仙山]へ登り、[ズコノバン]を通り[権現山]へと進む計画であった。ところが何処で如何道を間違ったのだろうか。[霊仙山]どころか[権現山]も踏むことが出来なかった。道無き処を懸命に登り、到達したのは[権現山]と[ホッケ山]の真ん中くらいの縦走路の鞍部付近であった。
栗原より確認した道標は一本のみ、また二又があり赤テープのあった方を選択したのだが、それが間違いだったのだろうか。何処かで道標や分岐を見落としたのだろうか。分からない。北浜(?)という石柱があり、それより奥の道が判然としなくなったような気がする。沢筋を前進する。登山道より外れたのは間違いがなかった。しかし、この儘北方に向かって登れば縦走路に飛び出すという思いで前進する。懸命に歩くとき、数頭の鹿を見る。羨ましいくらいのスピードで谷筋を駆け下りたり駆け上ったりと、僕の侵入に驚いている様子であった。
あるとき谷筋より離れ左手の尾根らしき処へとトラバースする。かなりの傾斜地を一時間半くらい只管登る。木につかまり、灌木を握りしめ、時には四つん這いになり落葉上を這い登る。眼前の全てが道に見えてくる。そんなとき、腕に痛みを感じる。見ると蛭が肌に食いついていた。また滋賀駅で電車を待つとき、何気なく両足首辺りを見ると血だらけで、帰宅してからその血も蛭が原因であることを理解することとなった。靴下やズボン中にまだ蛭が居たからだ。
[ホッケ山]でお昼を済ませ歩き始めるときに既に両足指に痙攣が生じていた。「トレイルラン靴を履いているのが原因なのだろうか、トレッキング靴ならこのような状態には陥らなかったのではないのだろうか」等と思考しつつゆっくりと歩みを進める。[小女郎峠]からの上り道で両脚が攣ってしまった。シャクヤクカンゾウトウを服用し騙し騙しゆっくりと歩むが改善しない。[蓬莱山]で暫く休憩してみるがこむら返りは改善しない。しかし前進しなければならないゆえ[打見山]まで至極ゆっくりと進む。
[キタダカ道]を下山する計画ゆえ、[キタダカ道]への道の確認を済ませてから、脚の痙攣が治まるのを期待して、展望所の椅子に腰掛けていたのは一時間余りだっただろうか。琵琶湖は終始雲中にあった。歩いたことが無い様子の分からない山道で、もし歩けなくなったら、もし雨に降られたらと不安感が募り歩いて下山する自信がなくなる。思案の結果、ロープウエイを利用し下山するのが肝要だと決心する。
[蓬莱山]と[打見山]には遊具が数多あり、若人や子供連れ家族で賑わっていた。ヒール靴の方もおられたくらいだ。パラッと雨粒が落ちるときもあったが、幸い本降りになることはなかった。お昼にした[ホッケ山]は、[ミドリヒョウモン]と[キアゲハ]の楽園であった。数頭の蝶が慌ただしく飛翔し乱舞するが、足下に停まってくれることはなかった。[ナツアカネ]には其処彼処で出合った。
気付いた花は、縦走路に飛び出してから[ホッケ山]へと向かう時に出合った二種類の黄色い花のみ。一つは[ニガナ]、もう一つは[オトギリソウ]のように思えたのだが当たっているのだろうか。また、赤くて美しい新芽を拡げていたのは[アセビ]なのだろうか。花の如き華やかな葉っぱであった。

アセビ?
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ヤマブキ(華やかな黄花)

2017年08月12日 | 植物
2017年7月27日(木)
『ヤマブキ』
<華やかな黄花>
5月4日の山行時、金剛山系[水越峠]を通り過ぎ、暫くのところで[ヤマブキ]の華やかな黄花に出合った。街中では[ヤエヤマブキ]は時折観るのだが、五弁花の[ヤマブキ]を観る機会はあまりないように思う。「山と渓谷社・日本の樹木」には、同じ頁に[シロヤマブキ]が載っているが、僕は未だ見たことがない。気付いていないだけなのだろうか。何れも[バラ科]の仲間だ。
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ニリンソウ(葉柄があるかないか)

2017年08月10日 | 植物
ニリンソウ

2017年7月26日(水)
『ニリンソウ』
<葉柄があるかないか>
5月4日の金剛山山行のとき、[水越峠]から30分くらいの処で[ニリンソウ]に出合う。今回、この花を見たのはこの場所のみでしかも僅かであったのだが、林下を埋め尽くすように白花が群生する写真を見たことがある。そのような景観に何処かの山で出合うときがあるのだろうか。期待してまた山を歩こうと思う。
[ニリンソウ]は[イチリンソウ]や[サンリンソウ]と同じく[キンポウゲ科]に属し、図鑑を見ていると花も葉もよく似ている。[ニリンソウ]は一つの茎に花が二輪咲くのが基本なのだが、中には一輪や三輪のものあるという。大きく違うのは、葉柄(ようへい)があるかないかだそうだ。次回出合ったときには、葉柄の部分をよく観てみようと思う。しかしその時まで、「葉柄を観察しなければならない」ということを覚えているだろうか、かなり怪しい気がする。

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山歩き(まだまだ楽しめそうだ)

2017年08月07日 | 山野歩
6月3日 犬鳴山にて
2017年7月24日(月)
『山歩き』
<まだまだ楽しめそうだ>
山岳事故を起こすまではもう一段階難しいルートが登れるのではないか、登れてもよい筈だなんて、自身の年齢や身体力も考えず甘いことを考えていた。しかし岩登りは、易しいラインであってもリード出来なければ享受できないと思うゆえ、リード出来なくなったときが岩登りを止めるときなのだろう。そして今が間違いなくその時に当たるのだろう。先日の[毘沙門谷]の沢登りがよい例だ。セカンドにもかかわらず足が滑るのではないか、ホールドより指が外れるのではないかという恐怖心が常に我が脳裏にあった。
次に歩き山行を考えるとき、歩いていてこむら返りに陥り難儀をするという現実がある。5月[南葛城山]へ行った折り、[一本杉]より[千石谷]へと下降するときに生じた酷いこむら返りを思いだす。あのときは、もしかすれば歩けなくなるかも知れない、下山出来ないかも知れないという危惧が我が脳裏を過った。併しだ、歩き山行は自身の体力や脚力等に合わせて山域やルートを選択することが可能だ。例えば、今春の大峰山奥駈南部の三泊四日の山の会例会は僕の脚力では歩き切れないだろう、歩けなくて皆に迷惑を掛けるだけだろうと思い、また、我が家庭の事情で四日間も家を空けるのは難しいだろうということもあり、その山行への参加は諦めた。
そういう意味では、独り山行の方が自身の体力や時間に合わせて気儘に歩けるし、自然と戯れる愉楽の時を作ることも可能だ。山仲間と山に行くのも至極楽しいが、独り山行は山仲間との山行とは違った快楽というか興趣がある。我が身体力を観るとき、岩登りと違って山歩きはまだまだ楽しめそうだ。

5月28日 犬鳴山にて
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カタクリ(春のはかなきもの)

2017年08月05日 | 植物
2017年7月23日(日)
『カタクリ』
<春のはかなきもの>
4月30日の山行(大和葛城山)で細やかだが群生する[カタクリ]に出合った。淡紅紫色の花が林下の二㍍四方くらいの処に所狭しと開花していた。しかし峠を少しばかり過ぎている様子であった。僕の数少ない花観賞山行の中で、カタクリの花を初めて目の当りにしたのは[伊吹山北尾根]であったように記憶する。
ユリ科の[カタクリ]は、早春に姿を現し、短期間に種子を残して地上から消え去ってしまい、次春までの休眠生活に入るらしく、このような植物をスプリング・エフェメラル(春のはかなきもの)と呼ぶそうだ。
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南葛城山までは山耀会の皆さんと一緒に(やはり蔵王峠へ)

2017年08月03日 | 山野歩
2017年7月16日(日) 
『南葛城山』
<南葛城山までは山耀会の皆さんと一緒に>
[コースタイム]
[滝畑ダムバス亭]→[休憩所&トイレ]9:11→[岩湧山分岐(体操)]→[林道歩道分岐]→9:55[50cm幅鉄板橋]→[大滝]→12:19[一本杉]→12:32[南葛城山]13:00→13:26[桃の木ダオ]→14:50[丹生神社]→15:12[県道61号線]→15:29[蔵王峠]→16:13[堀越観音]16:20→17:20[東谷バス亭]
<やはり蔵王峠へ>
河内長野駅前のバス亭で声を掛けられたのが縁で南葛城山まで御一緒した。声を掛けてくださったのは、Y(女性)さんとT(男性)さんで、御二人は[山耀会]という集まりで[ノゾキ平]経由で[南葛城山]へ行くのだという。[南葛城山]までは、奇しくも僕の計画と同じであったゆえ、「一緒に行きませんか」と誘われ快諾したのだ。
[山耀会]は大勢の集まりで、リーダーを含めて28名。40歳ぐらいの方から60歳代後半の男女半々という構成であった。「1000人の方と山に行くのが目標」「現在400名くらい」とリーダーは語ったのだが、さて、現在何人位の会員が居られるのだろうか。
スタートしてから直ぐの処、岩湧山との分岐で体操をする。其処で実感したのは、皆さんと比して我が身体が非常に硬いということと、平衡感覚が極めて劣っているということであった。片足で立って一方の足を後側に折り曲げ、その足を手で持ち静止するのだが僕には出来なかった。しかし多くの方は器用に熟しておられたのだ。
次に感心したのは、[南葛城山]での昼食時のことであった。出来合いの弁当を購入して来られている男性もおられたが、女性は手造り弁当を持って来られており、僕のようにパンではなく、皆さんはしっかりとご飯を食べておられるのだ。そのうえ、クーラーバックを準備しておられる方もあり、ビール始め、ピクルスやパイナップル、バナナ等の果物や菓子類が次から次へと現れるのだ。皆さんのザックはさぞかし重かったのだろう。そしてもう一つ感心したことがある。それは「歩くのが速い」ということであった。
[ノゾキ平]へは、[林間歩道の分岐]から[関電道]を登るのが僕の予定であったのだが、[山耀会]は、その分岐から少し上手にあった幅50cmほどの鉄板橋を渡ったのだ。ところが、暫くして踏み跡が無くなり引き返すことになる。結果的には大滝をやり過ごし暫く歩いて千石谷を徒渉し北尾根を登り[一本杉]から[南葛城山]到着となった。
リーダーには「一緒に行こう」と何度か勧められたが、[南葛城山]で別れを告げ計画通り[蔵王峠]へと向かった。[南葛城山]を出発するのが、計画より50分遅れたのだが、前回のように道に迷ったり、時間が足らなくなれば引き返せばよいと考えた。
[蔵王峠]への道は道標が極めて少なかった。分岐が度々現れ、どちらの道を選択しようかと思案するが、基本的には西方へと向かう。また分岐では、戻らなければならない時の為にやって来た道を振り返り景色を覚えるよう努める。時には、特徴ある石を置いて目印にしたりもした。道が無くなり引き返すのを何度か繰り返す内に足が攣り始めた。時間に追われてペースオーバーになっていたのだろう。しかし、[東谷]の夕刻一本のみのバス時刻に間に合う必要があり、時間を置いてシャクヤクカンゾウトウを二袋服用し、ペースダウンをして騙し騙し歩き続けた。県道61号線に飛び出したときには安堵したのだが、それより[堀越観音]を経由して、[東谷]のバス亭への道程は辛い二時間あまりとなった。
「千石谷林道」で見掛けた花は、黄花の[キツネのボタン]と白花の一輪の[ホタルブクロ]ぐらいだったろうか。それより[県道61号線]に飛び出す少し手前で[ヤブカンソウ]に出合うまでは花を見ることはなかった。[蔵王峠]より車道を行くとき、[オカトラノオ]や[ネムノキ]「マルバハギ?」などに助けられて痙攣する脚を騙し騙し歩いたように思う。[堀越観音]のお参りを済ませてから直ぐの処で今日最後の花となった[ギボウシ]が現れた。
ところで、[千石谷]から[一本杉]へと登るとき、林立する桧の木肌が紅く染まっている景観があった。それは、神社や仏閣の屋根を葺く為に用いられる桧の皮、所謂、檜皮葺(ひわだぶき)に使用するために桧の皮を剥いだ後の姿であった。

堀越観音より
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