「海賊と呼ばれた男」を読みました。
出光興産の創業者・出光佐三氏のノンフィクション小説として最近大きな話題になっています。
創業時からの苦労なども明治時代の世相とともに男のロマンに満ちています。
当時の日本の男たちは本当に凄かったと思います。涙が止まりませんでした。
申すまでもないことですが、
明治44年、門司で出光商店(小説では国岡商店)を立ち上げた出光佐三(国岡鐡造)は、
その後、数々の苦難を乗り越えながら、今日の出光興産の礎を築いた人物です。
石油業界に携わる者として、石油の時代の黎明期なども勉強になります。
時代が変わっても、創業者としての苦労は大変なものだと思いますが、
現代の石油業界人としても勇気が湧いてくる一冊だと思いました。
石油業界では、昔から出光興産の社風や社員のモチベーションの高さは異質なもので、
よく、「宗教のようだ・」なんていう方もいらっしゃいましたが、
この本を読んでみると、出光興産の根底にある精神がわかるような気がします。
映画にしたら、大ヒットしそうな内容ですね。
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