ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ティーブレイクです。

2011年07月19日 14時45分18秒 | Weblog
今日は台風の影響で涼しいですね、軽井沢は寒いくらいです。
おかげさまで、提案書の作成やら原稿執筆が順調に進んでいます。

先週末から二日間、ゴルフ三昧で真っ黒に日焼けしました。
友人の多くは、クラブ選手権に出場するとかで張り切っていましたが、
私は、フロントナインだけはゴルフでしたが、後半は暑くて意識不明のようなゴルフでした。

ゴルフ場もこんなに暑くては、お客様が少なくて競技会でも開催しなくてはガラガラになりそうです。
ゴルフは大好きですが、「命懸け」でプレーするほどではありません。
一日で、ペットボトルを6本も飲んでしまいました。
おかげで、お腹がポチャポチャになり下痢しました。

そんなわけで、
昨日は、朝食を食べてから朝寝、昼食を食べたら昼寝。
夜は8時に床に入り今朝は5時まで寝てました。
一日でこんなに寝たのは久し振りです。

今朝からは元気ハツラツで頑張っています。
やはり、体を動かしてから疲れて眠るという事は健康にいいですね、

仕事が、詰まっておりますが、この涼しさでなんとか体力回復。

原稿を書く手を休めて、ブログを書いています。
しかし、原稿もブログも文章を書くわけですから
良く考えればあまり変わりませんね。

というわけで、コーヒータイムとなります。

「シンプルイズ、ザ、ベスト」 、システムも企業もよりシンプルに・

2011年07月19日 05時03分01秒 | Weblog
「ガイアの夜明け」を御覧になった知人から、
「サーバーなどの設備機器が少なくてスッキリしていたね・、」という感想の声がありました。

「システム開発ベンダー」としては機材が少ないと感じられた方も多かったようですが、
、あれが我々のサポートセンターとしての現実の姿なのです。
別に、貧乏会社だから機材が少ないというわけではないのです。

現状では、社内業務用のメールサーバーと業務管理サーバーが2台あるだけで、

重要な、プログラムに関するデータや、お客様のWEB関係のデータなどはセキュリティの関係上
全て、何カ所かの「データセンター」や別の場所で管理されています。

ですから、設備機器は自社内の機器に関する無停電装置(UPS)だけで済んでしまうというわけです。
データセキュリティ上、社内の「ペーパーレス化」にも気を使っています。

これは、当社のシステムがすでに、「.NET」や「クラウド化」に対応しているために可能となっています。

以前から、自社サーバーで管理していると、災害発生時や緊急停電時などのリスクが高いと考えていたための配慮ですが、
今回、スピーディに会社業務を移転する事が出来たのは、この点も大きなポイントとなっています。

我々の、仕事は製造設備、貯蔵施設、店舗も不要なビジネスですから、
現在のITビジネスは「光ファイバー」さえがあれば、
自宅でもどこでも仕事ができてしまうという業態となっています。
ですから、大規模なサーバーは不要ですし、PCもサポートスタッフがディスクトップを使用している程度で、
あとは、ノートパソコンでも充分に済んでしまいます。
会社の雰囲気も、だいぶ変わりましてスタッフもリラックスできているようです。

今となっては、笑い話てすが、
以前の事務所は駅のそばの住宅街の真ん中でしたので、あの大地震の直後に階段を下りていたら、
近くの住宅の台所で「天ぷら」を揚げているが見えてしまうような環境でした。
そんなわけで、
以前から「データセンターの活用」や別の場所のレンタルサーバーを活用していたという経緯があります。

「必要は発明の母」ともいえるわけで、
以前からの「もし、火災などの災害が発生したら・、」
という懸念や恐怖が我々のシステムのクラウド化推進の起点ともなったというわけです。

恵まれた、開発環境や充分な予算があれば、それなりの設備を整える事も可能ですが、
なにしろIT業界を取り巻く環境変化の速度は凄いですから、結果OKといったところでしょう。
出来るだけ、お金をかけずシンプルに、そしてセキュリティも完璧に、
そんなわけで、現在では『ベスト』の環境にあると自負しています。

我々の創ったシステムは、
最小限の設備で最大の効果を上げる事を目標にしています。
よりシンプルにより使い易く、そして導入コストを軽減させて
さらにセキュリティも完璧にしたいと考えています。

「シンプルイズザ・ベスト」といったところです。

これからも、「職場感覚の無い職場」で、気楽に、そして快適に仕事を進めましょう。

全英オープン、ゴルフ談議

2011年07月16日 06時16分55秒 | Weblog
全英オープンが開幕、テレビ観戦を楽しんでいます。
スコットランドのゴルフ場は凄いですね、景色を見ているだけで難しさが判ります。

ゴルフの原点は、昔、羊飼いが木の枝で石を転がしながらウサギの穴に入れていた遊びが原点なのだそうですが、
リンクスといわれる、コースのバンカーは永い間に砂地に自然にできたものなんだそうです。

ジ・オープンを見ているとゴルフというスポーツは自然が作ったコースとの戦いだという事がよく判ります。

樹木も生えていない海岸べりの原野でプレーしています。
本来、フェアウェイの芝は羊が食べてコース整備してくれるものなんだそうですが、
かたくて、まるでグリーンのようにボールが転がってラフに入ります。
そして、あの、ラフに入ったら、利根川あたりのただ普通の河川敷のようです。

「造られたコース」でプレーをしている我々から見ると、
空中を飛ぶホールばかり気にしながらプレーしていますが、
自然にできたリンクスと呼ばれるコースは、地面を転がるボールまで計算しなくてはならない訳ですから大変です。

やはり、アメリカや日本の選手よりも、
ゴルフ発祥の地であるヨーロッパの選手はその辺のキャリアが違うようにも感じます。

時間と余裕ができたら、
自分で手引きカートを引きながら、スコアなど気にせず、
素晴らしいコースをゆったりと一人だけでプレーしてみたいものですね。

全英オープンをテレビ観戦していると、ゴルフというスポーツの原点が見えてきます。

本来、ゴルフはお金持ちの贅沢遊びではないのです。
最近では、日本でもグリーンフィが安くなり、庶民的な遊びになっています。

ゴルフ仲間も、「パチンコに行くよりも、お金が掛らない」と云います。

今年の灯油販売戦略の傾向と対策

2011年07月15日 04時57分07秒 | Weblog
すでにご承知の通り、今年は石油暖房機器の販売増加が見込まれています。
これは、当然大災害による原発事故に端を発した「電力供給不安」が前提となっています。

現在は真夏ですから、冷房に対する節電が叫ばれていますが、
今後は予想される原発施設の「ストレステスト」を経て稼働開始に至るまでには時間がかかる事も予想されています。

当面、今年の冬の「暖房対策」は、「原発稼働反対」の動きとも相まって、
電力から石油へという消費者の動きもあります。

今年の冬に向けた「灯油販売対策」については
特に、被災地域における対応が問題となりそうですが、

「灯油復権」の動きは「原発施設」の問題がありますから、
全国的に拡大することになるかもしれません。

当社の灯油配送管理システム『雪ん子』ユーザー様では
すでに、広域の灯油配送販売にするためのWAN(広域ネットワーク)構築を進める企業が増えてきました。

また、先の災害からデータ損傷や損失を回避するために『クラウド化』をはかる、
協業企業も増えています。

特に、消費者からの『携帯電話によるWEB受注』は、
災害に強いという事が再認識された事や24時間無人体制での受注対応も可能なため
大きな、脚光を浴びています。

さらに、配送作業の効率化をはかるため、
最新の『雪ん子ハンディ―POS』は、配送作業中の出先でも「受注データ」の受信が可能。

そして、当日の「売上データ」、出先でのローリーへの「積込みデータ」、
「ローリー受払と在庫管理」、車両管理を含む「作業日報の送信」まで、
WEBを使用して、本体の「雪ん子」へデータ送信する事が出来ますから、
配送作業が深夜に至っても、帰社してからの業務は一切不要です。

広域展開では、複数個所の「受注センター」でも個々にCTIシステムを駆使した受注対応が可能ですから、
灯油ビジネスの可能性はさらに拡大しています。

すでに、灯油だけでなく多様な商品アイテムに対応していますから、
『ガソリンスタンド』を起点とする「宅配ビジネス」が全国で展開されています。

最近では、
ホームセンターなどの異業種との灯油配送業務に関するコラボレ‐トまで行われている時代です。

灯油という商品は、
「店頭販売」と「配送作業」を伴う「配送灯油」で商品特性が全く変化します。
SSフィールドに限定された収益確保だけでは限界が見えてきたという事については販売業者の皆様が一番ご承知のはずです。

「ゆきんこサポートセンター」では、
灯油販売を起点とした、新たな「宅配ビジネス」について、
全国の有力企業様とアイデアを出し合いながら、さらなる開発を進めています。

そして、販売価格に依存しない拡販戦略、絶対に利益が出る業務省力化の手法をご提案させていただきます。

今年の冬の灯油商戦に向けて、我々は、すでに『戦闘モード』に入りました。

お問い合わせ、専用のメールアドレスを開設しました。
karuizawa@yukinkonet.com

TEL 0267 31 0202 須賀まで

お気軽に、お問い合わせください。
お待ち申し上げます。


石油製品の市況価格と情報管理

2011年07月14日 04時35分59秒 | Weblog
久し振りに石油ビジネスの話題ですが、

石油業界の超ベテランで大手企業の役員さんと話していましたら、
「困ったものだ・・・、最近はお客様の方が仕切り価格に詳しくて、直売部門などは値決めに苦労している。」
と嘆いていました。

確かに難しい時代に入りましたね、
インターネットの普及により、現代は、石油製品だけでなく色々な商品の流通価格体系が「丸裸」になっているわけです。
消費者が激しく変化する「卸価格」まで知っているわけですから、商売がやりにくい時代です。

石油関係の「掲示板情報」などを見ていると、
系列価格だけでなく「業転価格」まで判ってしまうわけですから確かに始末が悪いですね。
元売の特約店担当、特約店のサブ店担当者などは、常に仕切り価格交渉で頭を痛めています。

「新仕切り体系」などにより、よりさらに複雑さを増しているわけですが、
石油製品は配送コストを伴いますから、特に、内陸部などの流通コスト管理は複雑ですね。

私も、昔は群馬、長野県境に内陸デポ施設をもって、商売していました。
京浜から運んで、一時長野県境の貯蔵施設に入れてからの再配送でしたので、コストと時間がかかりました。
今では、昔と違って高速道路が整備されましたので、京浜や中京地区から直接ローリーを走らせているケースが多いようです。

それでも内陸部の「海なし県」の市況価格は現在でも一般的に高いようです。、
例えば軽井沢などは現在でも「京浜のゴミ捨て場」といわれる激戦地区の群馬と比較して
ガソリン価格は3円~5円/㍑ほど高い設定になっています。
昔から、どんなものでも碓氷峠を越えるとコストが掛ると云われてきたわけです。

しかし、消費者は流通コストなど関係なく単価にこだわる方も多いわけですから、始末が悪い。
「長野はガソリンが高い」と云われます。

それでも、
自動車用燃料は他の商品と異なり、ネットショップなどで購入できる商品ではなくわけですから、
価格にも「地域性」があってしかるべきと考えるのが妥当だと思うわけです。

石油業界人が、自ら取り扱う商品の価格変動や流通価格を公衆のインターネットで公開しても、
その事自体「仕入戦略情報」と考えれば必要な事かも知れません。

しかし、その事で価格折衝に苦労している業界人もいるというわけです。
現在では、直接石油流通ビジネスに携わっていない自分ですが、

業界傍観者としての立場でみても
石油ビジネスの価格体系は本当に難しい時代に入ったと思いますね。

まだ、「ガイアの夜中」です。

2011年07月13日 15時19分55秒 | Weblog
メディアとしてのテレビの情報発進力は凄いですね、
昨日の「ガイアの夜明け」思ったよりも短い放映でしたが、
トップシーンだったので目立ったようです。
懐かしい人々や色々な方から、メールや電話が来ました。

人間と人間の出会いや別れなんてものは、振り返ってみればどこでどうなるか判りません。
歳を重ねるごとに、人としての付き合いの幅や層も変化します。

最近の私は、趣味のゴルフや仕事を通しての付き合いによる友人が増えています。
この年になっても、まだまだ色々なジャンルの友人が増えているという事は、
自分を取り巻く人間関係はさらに活性化しているという事で、大変ありがたい事です。

同年齢でも、
まだ、最前線で仕事をしている元気な友達が多くて楽しいですね、
ガイアの放映中に、早くも多くのホテルを経営する元気印の友人の携帯から電話です。
「おい、大変だ、お前がテレビに出てるぞ!」
そういえば、つい先日会った時に話しても反応しなかったのに、

「整形したの?」なんて、電話をよこす人もいました。
整形ではありません。左目の瞼の神経がおかしくなって手術したら、
眼がチグハグになってしまって右目の瞼も手術したというわけです。
おかげて、眼が奥二重になって少しだけ見栄えが良くなりました。念のため・・

「朝、送り出していたのは、あれは新しい愛人か?」
冗談ではありません、「妻」です。
とんでもない事です。事と次第によっては首を絞められますよ。

良いログハウスだな・・。
今度ゴルフに行く時には昔のように泊まりに行くよ、
冗談ではありません、別荘ではなくて仕事場なのです。

だいたい、私はこの年でもまだ「夜明け」には程遠くて、
「ガイアの夜中」で苦労讃嘆のど真ん中なのですよ。

『ニッポンの夜明けは近いぜよ』と坂本竜馬のような気分で生きています。

しかし、まだ真夜中のようで「夜明けはまだか・!!」と毎日頑張っているわけです。ハイ

当社の若手のK君は、先日の収録で自転車での出勤風景を撮るため、
太った体に汗びっしょりで、一生懸命頑張ったのにカットされてしまったようです。
それでも、ダイエットになって良かったね。
とみんなで慰めています。

暑い一日でした。

2011年07月13日 05時48分07秒 | Weblog
昨日は、中部地方の某大手グループ企業の石油部門での打ち合わせでしたが、
やはり、暑かったです。
石油ビジネスと災害時における企業継続計画(BCP)の課題が出ました。

大災害発生後、多くの企業で、
自社グループのデータセンターの活用、(自社グループ用のレンタルサーバーも含め)の強化と運用に着手しています。

昨日は、震災発生の可能性が予測されている地域の企業でもありましたので、
真剣な取り組みがなされていました。

我々も、すでにデータセンターの活用を推進しており、
自社内のサーバー設備はすでに軽減化し、社内業務用、メール管理用だけになっています。
ですから、緊急停電対策としての無停電装置(UPS)の強化だけで対応できる事になり、
データ保守に対するリスクをだいぶ軽減する事ができました。
その事で、だいぶ設備に関する負担も軽減化されています。

「ガイアの夜明け」の我々に対する収録では、その辺の話題が多かったのですが、
構成が「節電」に変わった、という事で、
システムに関するテーマは少なくなっていたようです。

この辺の話題に関しましては、災害テーマの一段落後にまた企画があるのかもしれません。

とにかく暑い一日でしたが
出張から帰り、すぐにテレビを観たらトップシーンに私の姿が映っていましたので驚きました。
頭の後ろがかなり薄くなっていましたね。失礼いたしました。

まあ、あんな感じて毎日通勤しています。
インターまで行く時間と、軽井沢の事務所到着に要する時間が同じなのです。
それでも、作業はクーラーも不要ですから、快適です。
冬の越冬対策がどうなる事か、対策を考えておきましょう。

経費を抑えて、リスクを軽減して、みんなで頑張っています。

それでも、求められる仕事があるという事は、本当にありがたい事です。
これからも、頑張ります。

『原点回帰』でがんばろう。

2011年07月12日 05時11分40秒 | Weblog
昨日は久し振りに全員の顔が勢ぞろい、
良く考えれば大震災以来忙しくて、小さい会社ですが全員が揃うのは久し振りです。

スタッフは、試練を経て短い期間ですが逞しく育っているように感じます。

そして、今日も猛暑の中、私と共に中部地方へ出張です。
はたして、「ガイアの夜明け」の放映時間までに自宅に帰ってこられるか、
ビデオで観ることになるのか・・・・

ところで、この「雪ん子ブログ」の購読者は。
これまで、IP数で468万、アクセス数では実に1180万を記録しています。
今回の「ガイアの夜明け」放映により、今後どんな数字が出てくるのか、

おかげさまで、全国どこへ行っても石油業界の皆さんから「ブログ見てますよ」、
と声をかけて頂けるようになってきました。
ブログを読んでいただいている方とは、
初対面の人であっても、すでに「親密感」が生まれているようにも感じますね。

現在でも、私の会社では「名刺」はそれぞれが自分のPCで手作りで作成しています。
なんとか、経費削減だけでなく初対面のお客様との距離を近づけるためには良い事だと感じていますが、
「ブログ」は我々の仕事内容やシステム概要を予め知って頂くことにも貢献しているようです。

『ところで、「雪ん子ブログ」と須賀さんの顔のイメージが一致しないね・』
なんて、仰る方も多いわけですが、
どうも私はビジュアル系ではございませんので、テレビ映りは悪いはずです。
あまり、期待しないで、御覧ください。

人がやらない仕事、新しいビジネスモデルを創るという事は大変な作業ですね。

これからも、改めてよろしくお願い致します。

それでは、今夜10からテレビ東京、『ガイアの夜明け』で
お会いしましよう。


暑い、夏が来ました。

2011年07月11日 08時20分11秒 | Weblog
梅雨も明けて、今週は猛暑で始まりそうです。
仕事と生活のリズムを崩さずに、体調管理に努めましょう。

東北へ出張していたスタッフも久し振りに勢ぞろい。
今日から、また新しい気分で、次の段階に向けて動き出します。

明日は、いよいよ『ガイアの夜明け』の放映です。
実は、どんなふうに、取り上げられるのか我々にもわかりません、

高崎の自宅を出る時間により通勤に要する時間が大幅に違う事がわかりまして、
今朝は、15分ほど早く出発しましたら、なんと1時間で会社へ到着。
渋滞により、通勤所要時間が大幅に変わります。

さて、昨日は同じ年齢ばかりの親友と親戚でゴルフをしたり、
食事をしたり、年金の話や、子供の結婚、孫の話題まで、
夜遅くまで色々な話題で盛り上がり、久し振りにリフレッシュ。

今日からまた、気合いを入れて頑張りましょう。

被災地域で進む、システム構築

2011年07月10日 05時15分38秒 | Weblog
青森県には、津軽平野、下北半島、そして、今回の災害で被災した八戸市周辺まで、
当社の灯油配送管理システム「雪ん子」の使用ユーザー様がたくさんいらっしゃいます。

当社の、ベテランSEスタッフである、A君とS君は、
今回、被災地でもある八戸市の石油販売業者の皆さんの配送協業化システム構築のため、
現地へ長期出張しておりましたが、
ようやく、無事に構築作業を終了させ、先週末、現地より帰還致しました。

現地企業の皆さんは、災害発生以前から、
ASP、クラウド、などによるデータ保守に関心を持っていらっしゃいましたが、
今回の災害により、さらにその必要性と効果を感じられたようです。

我々にとっては、
まだまだ、岩手、宮城などの三陸地方からの構築要請や、
原発事故で苦しむ、福島県の有力企業から今年の冬の消費者に向けての石油製品の供給体制に関する課題解決手法の模索検討など、
今回の災害発生から派生した課題に対する対応作業も残っており、
私とスタッフのハードな業務スケジュールは今後も続きそうです。

今回の災害で、人々のライフラインを支える、
石油製品の「受注、配送システム」に関する注目度も高まっているように感じられます。

特に、携帯電話からのメール受注システムについは、
災害発生時にも有効であったという意見が多いため、
『雪ん子』の携帯電話によるWEB受注システムをさらに強化するための開発作業が続いています。

今回の災害発生時には、被災地だけでなく、
関東甲信越地方における石油製品の流通までが混乱した事はご承知の通りですが、

ガソリンスタンドに列をなした車だけでなく、
まだ、雪も降っていた季節でしたから、
停電によりホームエネルギーの中核となるべき「灯油」の注文も殺到しており、
配送不能に陥った地域がたくさんありました。

全国的な展開をはかる有力広域ディラーなどでも、
「雪ん子」を駆使して「灯油受注・配送管理体制」を構築し稼働させているわけですが、
各地で、携帯電話からのWEB受注データが殺到し、配送体制が需要に応じられなくなり、
当社が管理する「WEB受注」を停止してほしいという要請がくるような事態まで発生していたという現実がありました。

灯油のWEB受注データは、
万全を期して別に設置した某所データセンターのサーバーで受信していたわけですが、
現地から届く、テレビの映像では、
「ガソリンがない、灯油が届かない」という被災者の声、
そして、消費者から殺到している「灯油注文データ」を参照すると、まるで悲鳴のようにも感じられました。

物理的に配送が不能な状況が発生したとしても、「それは我々の責任ではない。」
と割り切れるほど甘い状況ではない現実とシステム屋としての使命感。

「なんとか、しなくては・・・・・、」

そして、「計画停電」。

必死の対応で、なんとか乗り切りましたが、
今後、いつ再び発生するかも知れない大災害を考えると、今できる事は停電からの回避、
東京電力エリアからの脱出。それから、次の手段を考えよう。
そして、サポートセンターの移転。

零細企業の我々にとって、
全国各地のホームエネルギーとしての灯油供給と配送体制を死守するなんて事は、
正直言って、手に余る、大き過ぎる課題であるとも感じました。

一介のシステム屋が制作したシステムが、
人々のライフラインを支えているとしたら、システムの位置づけを含めて、
さらに、認識を改め、頑張らなくてはなりません。

それにしても、「人・モノ・金」が足りなくて、
いまでも「開発貧乏」の状況が続いています。

東北地方の現地に行くにも、
高速道路料金の安い日曜日に車で移動していましたが、
それも最近では、日曜日の千円も無くなり移動経費も掛ります。

厳しい状況が続きますが、
『がんばろう! ニッポン!』

最近では、
私が「がんばろう!」というと、二歳の孫が『ニッポン!!』と元気に可愛い声で応えてくれます。

孫娘の声を励みに、これからも頑張りましょう。