座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

十六善神の箱書き

2011-03-10 | 古いもの
さて、吉祥寺に蔵する掛け軸の 十六善神 ですが、

   これを入れる桐箱があります。

                     また、その中には 折紙が入っています。 



こんなのです。   


   






まず、箱の表から見て行きましょう。



   


「十六善神

 
 新田大光院 六十五世 真譽上人開眼

 故信殿事務所

 明治三十九年三月二日」






あれあれ!?

新田の大光院と言えば、子育て呑龍さまですね!

呑龍さまの御上人さまが 開眼してくださったものだったのです!






では、内側には なんと?





   「御十六佛 一幅 

                     明治二十四年卯歳

                     正月七日  

                     風潮亭両國文斎 筆」

                     と読めます。




 
疲れましたので、折紙については、また後ほど。。



カテゴリーに「古いもの」を追加しました。

これ以上増えませんように。。。



オルガン

2010-11-26 | 古いもの
亡くなられてから 名誉住職の事を よく思い出しています。

皆さんは どんな事を覚えていらっしゃいますか?





ある年代の女性の方たちにとっては
花まつりでオルガンを弾くお坊さん、というものではなかったでしょうか?

そのオルガンは 吉祥寺にまだあって、廊下に置いてあります。







古い、古いものです。







オルガンの蓋には 大正14年10月 とあります。

「為 景光殿・祥光殿 菩提(ぼだい)」 とあります。

納主(奉納・寄贈した人)の藤平さんという方は 
大正から昭和にかけて存命だったのでしょう。



9月の掛け軸

2010-10-02 | 古いもの
もう9月じゃなくて 10月ですって?

存じておりますとも(苦笑)。

9月の仏遊会に合わせて 住職が取り換えた、
本堂の東南の壁の掛け軸をご紹介するのが ちっとばかし遅くなっただけです。








読めません。







ほとんど(正確に言うと、まったく)読めません(涙)。






雲洞さんの書であることだけは、わかります(汗)。



お時間のある方、じっくり読んでみてください(汗)。


私は、パス!(爆)



8月の掛け軸

2010-08-28 | 古いもの
残暑というより、猛暑・炎暑のここ数日。

本堂には 
涼しげな(安上がりな?)表装の 掛け軸が 掛けられました。

芭蕉の句碑が 境内の吉祥天の西側にありますが、



それを拓本に取ったものです。








「やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の聲」

と あるそうです。

何と書いてあるのか わかっていても、読めない文字もあります(涙)。

3月の掛け軸

2010-03-27 | 古いもの
すっかりご無沙汰してしまいました。

それも、3月に掛けた掛け軸の話をしないままに。

一見、漢字が並んでいて、つまらなそうな軸ですが(汗)。













ね?

漢字ばかりで、つまらないでしょう?(笑)

宗祖さまの「願文」を書いたものです。

最後の部分に、「沙門義良謹書」と書かれています。

義良さんの書いたものです。






     
     赤いハンコの部分は、「雲洞」と読めます。













サッパリとした文字を書く方です。   と、思います(冷汗)。



なんでも、先々代の住職が 書の師匠となさっていた方だとか。

住職も、「いい字だ!」 と申しております。



が、私には よくわかりません(大汗)。






ちなみに、2月の軸は 以前にも掛けたことのある虎の絵でした。

寅年ですものね。 (娘は年女です。)



古い大般若経の帙

2010-02-14 | 古いもの
去年、落慶式の後片付けが一段落してから 住職と物置の整理をしました。

出てくる、出てくる!

役に立たないような ガラクタばっかり!(笑)

その時に出てきたものの中に、古い大般若経のケースがありました。





帙「ちつ」と呼ばれるケースです。

この中に お経本が入っていて 擦り切れたりするのを保護してくれていました。




  

転法輪と唐草の模様です、こんなのがどっさり出てきました。








外側は紙ですが、内側には うす~い、うす~い 板が挟まっています。

これで ガッシリと 中身を守ってくれていたんですね。





しみだらけの、虫食い穴だらけのもアリ。








おや、文字が書いてあります。

天保年間ですか。

天保9年2月。

天保9年は 1838年。

徳川斉昭公が 幕府に意見書を提出した年だそうですよ。

天保と言えば、「棟札 その1」に書きましたように、
当時の観音寺の山門が成ったのが天保2年。

現在の川の土手の向こうに 観音寺というお寺があって、
なかなか凝った造りの堂舎や山門が すでに建っていた頃なんですねえ。







おっと、出ました! 乗圓さん。

明治36年3月、新井乗圓さんの時に 修復なさったんですね。

棟札 その2」に書きましたように、
新井乗圓氏が観音寺を兼務して 山門を修理なさったのが明治15年。

それから16年経っています。





こちらは明治35年の2月になっています。

新井乗圓さん、意外とお茶目。

「新井」を「安楽居」と書いていますよ。

晩年の、ご隠居生活の頃だったんでしょうか?








こちらは観賢さんの代に 修理が加えられているようです。



こうして 何代にも亘って 修理を繰り返して
何十年、何百年と 使われてきた大般若経なのですね。





吉祥寺の大般若、今年は2月20日(土)です。



雪月花

2009-12-10 | 古いもの
現在本堂に掛っている掛け軸です。

右から、雪・月・花 と書いてあります。

ひょろひょろとして ヘンテコな字です。

KinKi Kids みたいな名前の絵描きさんの書だという事です。








かなり異なるタイプの絵を描いた、という画伯です。

ですので、真贋を見極めるのが難しい、というか、
まあ、いつものように、ホンモノということにしておきましょう(笑)。








最初、シミかと思いましたが、どうやら絵が描かれていたようです。

やはり画家の書、という事でしょうか。



無縁塔

2009-02-27 | 古いもの
観音堂の移築・改築とと その御供所の新築のため
観音堂の南側にあった無縁塔を 動かしています。







場所は 境内南側に新設した墓地の中です。

現在、工事中。







見知った家紋も多く、いろいろな事を考えさせられます。



粗末にはいたしません、と 呼びかけています。

ですから、工事の無事を見守ってくださいね~、と。

これって、ギブ・アンド・テイク?(笑)



これは何でしょう?

2008-06-21 | 古いもの
これは何でしょう?



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答えは、そう、瓦です。









今、馬頭観音さまと 無縁さまとの間に 置いてあります。

こんな立派な鬼瓦もあります。



筆で描いたマンガ

2008-03-25 | 古いもの
今回 本堂の南側に掛けられた掛け軸です。







マンガです。

筆で描かれています。

しかも、カラーです!(笑)

しかも、俳句付きです!!(冷汗)







本堂の南側の東の端に掛かっています。

なんとか、読めるかも知れません!?



それにしても、このお団子、一本の串に5個もあります!(* ̄m ̄)プッ