太い方のケヤキの 一番下の方の木の幹には ウロが入っていました。
伐らずに置いたら、どんどんウロが大きくなっていって、
強風で倒れるような事にもなりかねなかった、という話です。
これが、6tですね。
さて、これは何でしょう?
答えは、ケヤキの高いところに架かっていた、カラスの巣。
よくも集めたり!と感嘆するほどの、何十本もの針金ハンガーに、
木の枝、ビニールコードなどが 巧みに組み合わせられています。
強風にも耐える構造だったことが伺われます。
カラスたちは 住み家を失ってしまいました。
私たちが当地に来てから、いったい、何本の木を伐ってきたでしょう。
ユリノキも切りました。
桜も、何本も切りました。
こうして、ケヤキも切りました。
いつも、もう、二度と木を切りたくない、と思いました。
今度こそは、もう一本も伐らずにいられるのではないか、と思っています。
工事を見ていて、切られた桜の枝が 必要最小限だったことがわかりました。
ウメモドキは また植えなおされました。
より良い境内になっていくことを期待しましょう。
保存したケヤキが いつか吉祥寺のために役立ってくれる日が来ることを祈ります。