「食事」とは「ご飯」を食べる事!
「食事」に ≪お漬物≫は あって当たり前?
今日の読売新聞朝刊のコラムに
「和食文化がユネスコの無形文化遺産に登録された際、
〈一汁三菜〉という語が 農林水産省の文書に盛られた」
とありました。
私にはその記憶がありませんでしたが。
和食は米を中心にした食の体系なので、
当たり前すぎて〈一汁三菜〉の語には
「お米」が省略されている、という事でした。
そうなんだろうな、とは思っていました。
ピンボケですが、いつぞやの延暦寺会館のディナー。
今 ご著書がみつからないのですが
(きっと住職の書棚に移ってる)、
鳥居本幸代(とりいもと・ゆきよ)先生の精進料理の研修を受けた時に、
食事には
ご飯があって当たり前なように、
お漬物も あって当たり前だから、
〈一汁三菜〉という語に ≪お漬物≫という語は
わざわざ含んではいないのだ、
という内容の言葉をお聞きして、
すごくショックだった事を思い出しました。
みなさん、ショックじゃないですか?
みなさん、お漬物もですよ!!!
それが、日本の食文化だったはずなのです。
一生懸命に漬けて、美味しくて当たり前、
不味ければ誰も見向きもしない、
スーパーで買ってきても 味はイマイチ、
なのに食卓にあって当たり前な≪お漬物≫。
少々 手間がかかって、
どんなに美味しくできても、
メインディッシュにはなり得ない≪お漬物≫。
私はずっと〈一汁三菜〉に含まれると思っていたので、
すごくショックで、
その研修の中で 一番印象に残ったお話だったのです。
それはそうと、新聞のコラムを読むまでもなく、
お米が高騰しているようです。
これまで 一生懸命に
お米をたくさん作ろう、
可能な限り いっぱい作ろう、
としてきたはずの日本全土が
一転して「減反」などというおぞましい事に
邁進するようになって幾十年。
いえ、日本の農政について語る知識は、
ないんですけども。
先日のスーパーで
「一家族様 一袋まで」
と書かれた紙がぶら下がった場所は
どの棚も ガラ~ンと空っぽで、
ひと袋のお米もないのでした。
この光景もショックでしたね~。
災害があったわけでもないのに。
いや、この事態が、すでに災害ですか。
その棚を写真に撮っておこうかと思いながら
撮らずに帰って来てしまいましたが、
こんな内容のブログを書くなら
撮っておけばよかったかな。
≪お漬物≫の前に、お米がなければ、
無形文化遺産も維持できなくなるのですが。
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