野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

MVPにはハワードではなく、ルイズを!(21日・シチズンズバンク・パーク)

2009-10-22 20:24:18 | Los-Angeles Dodgers
Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2007年 10月号 [雑誌]Major LEAGUE (メジャー・リーグ) 2007年 10月号 [雑誌]
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 CS【J SPORTS】のアナウンサーがGAME-3の試合前、「シチズンズバンク・ホテル!」と言っていたが、ホテルで野球をしてどうする? 「シチズンズバンク・パーク」で今年のナショナル・リーグのCS(チャンピオンシップ・シリーズ)は終結した。ロサンゼルス・ドジャースは「本拠地」ドジャースタジアムに戻ることなく(昨年と同じく)1勝4敗で敗退した。「強かった」フィラデルフィア・フィリーズ……
(『MVP』は個人的には「主砲」ライアン・ハワードではなく、捕手のカルロス・ルイズだと思うが……)

≪世界一≫(ワールドシリーズ制覇)になった昨年から殆どメンバーが変わっていない。それどころか、スターター(先発)に左右の≪サイ・ヤング賞≫投手、クリフ・リー(左腕)とペドロ・マルティネス(右腕)を補完し、完璧に。打線では、シアトル・マリナーズの「主砲」(3年連続100打点以上)ラウル・イバニェスを補強し、6番に据えた。……この強力打線。昨年より寧ろ戦力はUPしている。

 翻って、ドジャースは(4月の)開幕戦で昨シーズン9勝(10敗)の黒田博樹を起用せざるを得ず、このCSでもDL(故障者リスト)明けの黒田を重要なGAME-3に起用。しかし、その期待に応えられず、1回(3/1)6失点で≪炎上≫。シリーズの流れを決してしまった。
 ドジャースは「エース」不在。本来、その任を担うべきだったチャド・ビリングズリーがシーズン後半戦から不調に陥り、このポストシーズンはブルペン待機だった。「エース」不在では、この短期決戦は勝ち抜けない。……そういえば、ジョン・ガーランドは何故(ポストシーズンの)ロースターに入っていなかったのだろう? 

 それにしても、このポストシーズンで絶対的「安定感」を誇っていた(ドジャースの)「疑似」エース、ヴィセンテ・パデイーヤをも打ち崩したフィラデルフィア打線。来るワールドシリーズでも、アメリカン・リーグの勝ち抜けチームの≪脅威≫になるだろう。
 恐らくニューヨーク・ヤンキースが上がってくるだろうが、ヤンキースの投手陣が抑えられるか? 「エース」C.C.サバシア(19勝)の≪獅子奮迅≫(中3日で回転!)の活躍に懸かっている。

ドジャース、強力打線に屈す…黒田に出番なく (SANSPO.COM)

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