絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

わかったのに、できないのはなぜですか?

2012年01月06日 00時57分56秒 | 受験・学校

さいたま市在住匿名希望さんからのご質問です。―「前日家で教えたときに

 

は、子供が「わかった。」と言ったのに、今日同じような問題をやらせた

 

ら、もう出来なくなっています。どうしたらいいでしょうか?」<o:p></o:p>

 

 説明をすると、お子様は「わかった。」と言います。その場ではお子様は

 

 確かに「わかった。」のですが、次の機会にその類題をやると自力ででき

 

ない。

 

-よくあることです。 

 

 それは「わかる」と「できる」は違うからです。

 

 

勉強ですから、わかったら、すぐにひとりでできそうなものです。

 

しかし、自動車免許を取得するために教習所に行ったときのことを思い出し

 

てください。教官から教わった通りにすぐに運転できましたか?無免許運転

 

の経験がよほどある人以外は教わった通りにはすぐに運転出来なかったと

 

思います。なぜ、わかっているのにすぐに出来ないのでしょうか?

 

わかった通りに運転しようとしても経験が少ないので うまく身体が動かな

 

ったことが原因です。一言で言えば練習量が足りなかったので す。

 

その証拠にその後何時間か実地教習を受講した後は運転できるように

 

なったからです。そして、現在では意識しなくても後方確認や方向指示器を

 

忘れたりしません。

  

「運転の基本操作」を「習慣」にまで高めたからです。

 

 お子様達もまさにこれです。問題の練習量(問題量)が多いと解くことが

 

「習慣」にまで高まります。だからすぐに出来るようになるのです。

 

結果があまり思わしくないお子様には「量」をさせましょう。

 

→量をこなすと慣れます。→慣れると出題の意味

   

が正しく把握できるようになります。→正しく把握できれば自力で正解で

   

きます。そして、学習することが「習慣」になるのです。

 

量をやると解答スピードもアップしますし、正答率も上がってきます

 

 

また、問題に対する勘がついてきます

 

 

そうすると、はじめて見た問題や難問でも出来るようになっていきます。

 

つまり、これが「量は質に転化するブレイクスルー。」なのです。

 

ですから苦手な分野こそ、親のほうが先に根負けせず、易しいもので良い

 

ですから、学習量を確保してあげてください。

 

「量」をこなせば、どのお子様にも「ブレイク・スルーの瞬間」が

 

必ずやってきます。<o:p></o:p>

  実は、これらは算数・数学の勉強法とまったく同じです。

  

新しい単元をおそわったら、まず例題をやり、解き方を理解し、

 

記憶します。その後その例題と同じパターン

  

の数値改題をたくさんやり、解き方を身体で覚えます。次に少しだけ

 

 

応用した例題をやり、同じようにマスターします。さらに応用した問題を

 

やり・・・・・。この繰り返しです。

 

結論

 

わかったら、その場ですぐに類題をやる。もし、同じ解き方で解ける

 

はずの類題が自力で解けないときは「わかった」が「出来る」に

 

 

なっていない。類題をたくさんやり、その解き方を身につける。

 

―量は質に転化するもの。

 

この学習方法はパターン別に解法を身につけるときに全科目でずっと

 

使うので重要です。<o:p></o:p>

 

 


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