私立小学校によって懇談会(説明会)で強調することが全く異なっています。私立小学校それぞれの建学の精神(理念)が全く違うのだから当然と言えば当然ですが、驚くほど違いがあります。また、実際に学校内部を見学し、授業を見学するとその違いは際だっています。
例えば、この時期はどこの私立小学校でも1年生はまだ入学したばかりで授業を落ち着いて聞いていない子がいたり、身の回りの整理整頓が出来ていない子がいたりします。
しかし、星美の先生方は「まだまだです・・・・これから私達が教育していきます。」とおっしゃっていましたが、他の私立小学校と比べるとかなりきちんとしています。
懇談会終了後、ウエルストリームの卒塾生が1年Aクラスにいるので授業を見に行ったら、たまたま音楽の時間で4階の音楽室にいるとのこと、他のクラスの先生が親切に案内してくれました。音楽室に入ると、専科の先生が熱心に聖歌の合唱指導をされていて、生徒達もそれに応えていました。一所懸命に大きな声で歌うだけでなく子供達の歌っている顔の表情まで指導していたのが印象的でした。ここまでの指導を一般のクラスでもされているからこそ、星美学園の聖歌隊がNHK合唱コンクール(小学校の部)の全国大会で優勝できるのですね。
どの学校でも合唱コンクールには合唱部や聖歌隊に属する生徒だけが出場します。だから、その生徒達だけ指導すれば良いようにも思えますが、実はそうではありません。学校全体が合唱を重視し、普段の音楽の授業から、生徒達が曲・歌詞の内容を深く理解し、心を込めて歌うように指導し続けた結果、合唱部や聖歌隊も素晴らしい合唱を披露できるのです。
ここ星美学園小学校はカトリック・ミッションスクールですから、言うまでもなくキリスト教的な人間観・世界観に基づいた教育をしています。しかし、「キリスト教系の学校=慈愛の精神を説く学校」というような単純な決めつけだけでは語りきれないほど素晴らしい教育をされています。なかなか一言では言い表せませんが、敢えて言えば、「キリスト教の教えに基づいて人間力ある人を育成し、社会に貢献し、人々の幸せために生きることが出来る人を育成する教育」を方針としています。
そのためには学力だけでなく、コミュニケーション能力があり、喜んで奉仕する奉仕の精神を持ち、心を鍛え、身体を鍛え、人生において正しい判断を下せる人でなくてはなりません。
教室内に正面に掲示してある校訓「清い心、たゆまぬ努力」を実践した結果、星美学園小学校の6年間で子供達は「やさしくて、かしこく、たくましい子」に成長していきます。
星美学園小学校、お薦めです。さすが開校67年目の私立小学校です。昔から学校としてすべてにおいてきちんとしています。私事ですが、私は赤羽付近で生まれました。その後我が家は宮城県に転居し、中学3年の4月に帰ってきましたので私自身は星美小学校出身ではありませんが、私の従姉妹は幼稚園から短大までずっと星美学園でした。ですから星美のことは昔からよく知っています。一度実際に行って御父母様ご自身の目で確かめてみて下さい。星美は御父母様のご期待をけっして裏切りません。