星美学園小学校の「塾・幼児教室対象学校説明会」に出席してきました。
この4月から大阪の姉妹校から赴任した吉田校長先生のお話は静かな口調の中にも強い意志=信念が感じられ、心から共感しました。
吉田校長先生のお話の一部を以下紹介します。
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本年度は創立者聖ドン・ボスコ200周年(生誕200年)であり、カトリック・ミッション・スクールとして原点に帰る年です。私立小学校の建学の精神はぶれないものです。原理原則を貫くのが教育です。その時々の政策によって変わらないものです。
星美学園小学校は「理性・宗教・慈愛」に基づく全人教育を行い、良き社会人の育成を目指しています。幼児期・小学生の時期はいわば「人生の根っこ」です。この時期に「人生の根っこ」をしっかりはることにより、将来挫折することなく芽を出していけるのです。
以前は日本の家庭では、「おてんとうさまが見ているから・・・」などと親が子どもに教えていましたが、現在は宗教心が希薄になってきています。星美の学校生活は祈りで始まり、祈りで終わります。人としていけないことをしないという宗教心(良心)を6年間かけて育成しています。
星美学園の慈愛とは、子ども達を愛することにとどまらず、一人ひとりの子どもが「自分は愛されている。」と感じることまでを意味しているのです。だから星美の教師達はいつも子ども達のそばにいて見守っています。バランスのとれた人間は教科教育だけでは育成できません。
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新年度版の学校案内に卒業生の言葉が掲載されています。
その中で東京大学医学部卒業で現在研修医をされているSさんが
「日々の生活の中で、自分が「星美の子」であると感じる瞬間は多々あります。将来は末期がん患者さんと向き合う医師になりたいと思っていますが、星美の宗教教育の中で「愛」とは何か、「命」とは何かを考えた時間は、医療者としての、人間としての私の強い礎になっている一生の宝です。」
と書かれています。星美学園小学校の教育の素晴らしさを象徴していると思いました。