絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

本当にそうなんでしょうか?(No.497)

2016年03月18日 12時02分15秒 | 受験・学校

「中学受験で偏差値50はたいしたことがない?!」

 

本当にそうなんでしょうか?

  高校受験では、公立中学校の中3のほぼ全員が受験します。勉強が大嫌いでほとんど努力しない子も、素晴らしく出来る子もほぼ全員受けるのです。だから、高校受験での偏差値50はたしかに公立中学校の普通(5段階評価で3)ぐらいです。

 しかし、中学受験は小6のほんの一部の生徒だけが挑戦するものです。さいたま市の北部の公立小学校では中学受験をする生徒は少数派で1クラスに4~6人程度しかいません。そして、その4~6人は比較的学力が上位である子が多いです。それはそうです。良く出来るから中学受験に挑戦するのであって、公立小学校の勉強が全然出来ない子は中学受験をしません。つまり、中学受験は小学校で上位の生徒ばかりで、そういう出来る子の集団の中での平均レベルが偏差値50なのです。

 だから、この意味で中学受験での偏差値50と高校受験の偏差値50は全然価値が違うのです。

  それに、そもそも偏差値だけで中学校を評価するのではなく、建学の理念、校訓、指導内容、日々の授業レベル、そこで頑張っている教師と生徒の質、6年後の大学進学実績、部活動、校風等々の中味を総合評価をして学校選びをしましょう。

同じ偏差値だとしても全然中味が違うのが私学ですから。

 


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