絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

やったときは出来ていたのに、1~2ヶ月もするとできなくなります。どうしたら良いでしょうか?(No.836)

2019年06月12日 20時34分56秒 | 受験・学校
「やったときは出来ていたのに、1~2ヶ月もするとできなくなります。
どうしたら良いでしょうか?」

 これはよくいただくご質問なのでブログ上で説明致しますね。

普通の幼児にとってそれはよくあることです。しかし、そのままでは私立小学校入学試験の日には「出来ない」ということになり、合格できません。
 新しく学んだ知識、技術がその後も使うものであれば忘れないものです。例えば、小2で学ぶ九九はその後ずっと(一生)使うものです。だから、はじめにしっかり憶えれば忘れはしません。しかし、その場でやったきりで普段の生活であまり使わない知識はその後繰り返し復習をしないと、どこかにいってしまいます。
 つまり、日常生活であまりつかわない知識は繰り返し復習をして、はじめて本物の知識となるのです。

 幼児教育ですと、ちょっとピンと来ないかも知れませんが、高校受験で考えればすぐわかります。中1で地理を勉強し、中2で歴史、中3で公民をやると、受験勉強を何にもしないと中3の3学期(高校入試)のころには地理も歴史も忘れてしまいます。中1のときに中間期末テスト対策で地理もしっかり勉強して憶えたはずなのに忘れてしまうのです。これでは希望の高校に合格できません。そこで、実績ある高校受験指導塾では中3になってから公民に加えて地理、歴史のまとめ授業(復習)をも必ず並行してやります。それではじめて確実な知識となるからです。
 つまり、合格するためには、中1~2のときにやっただけでは不十分なのです。中3になってからもう一度総復習を直前1年間でやるべきなのです。これが正しい高校受験勉強なのです。

  小学校受験も同じです。「その単元を一度やっておしまい。」とはせず、期間をおいて、何度も繰り返すことが大切なのです。それによってはじめて知識が確実となり、応用問題も自力で解けるようになるのです。
ですので、それをはじめてやったときに出来ただけで安心せず、計画的に繰り返しやりましょう。そうすれば、必ず出来るようになります。この意味で「努力は裏切らない」のです。

手前味噌となりますが、ウエルストリームの「2.5年絶対合格コース」では、この「期間をおいて手を変え、品を変え、繰り返しやる」というこの手法を取り入れています。
だから、事実、多数合格するのです。

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