息子は小4で算数問題を解くときに計算用紙に汚く計算し、答だけを書いています。
途中式を読めるように書かないのですが、それで良いのでしょうか?
途中式を読めるように書かないのですが、それで良いのでしょうか?
絶対に良くないです!
今はまだ問題が易しいのでそれで通用していますが、今後(小5以上)はそのやり方で勉強していると伸びなくなります。
例えば、( )の中に□が入っている□算や、分数・小数の混じった四則混合計算、中かっこ{ }や大かっこ〔 〕が入っている計算問題は計算の順序が大切です。ところが、途中式を書かないで計算していると、答が合わないとき、いくら見直してもどこでまちがえたのかわからず、結局はじめから全部計算し直すことになります。これは時間と労力の無駄です。計算途中をノートにしっかり書いてあれば、どこで間違えたか自分で気づけます。次からはそこだけ気をつけて間違えないようにすれば良いからです。
たしかに、途中式を書かずにさっと計算したほう早くできるし、そのほうが一見賢そうに見えるかも知れません。しかし、実は昔から推奨されている「途中式をノートにしっかり書く。」という一見手間のかかる勉強法のほうが早く実力がつき、結局は時間もかからないのです。お子さん達はその辺がわかっていないと思います。
事実、中学数学も途中式を軽視していると文字式や方程式の基礎的な計算力が身につきません。さらに高校数学や大学受験(記述式の2次試験)では途中式(論理の道筋)が出来ていないとまったく得点できなくなります。
お子さまに5mm方眼リーダ入りノートを買い与え、そこに問題をうつし、途中式を全部書かせ、筆算なども消さずにその横に書かせましょう。これが「1000問中999問正解できる計算力」を確実に養成する王道です。
是非実行してみてくださいね。習慣化して2~3ヶ月もすると劇的に効果がでますよ!