絶対合格

熱血塾教師35年+教育コメンテーターのオールマイティー井澤が 「受験」、「子育て」の成功法を公開!

クラシック音楽も先入観や他人の評価にとらわれずに、自らの耳と趣向を優先すべきですね。 (No.1253)

2023年02月07日 10時08分31秒 | アート・文化

モーストリー・クラシックの最新号(3月号)、お薦めです。

 

 

 3月号はラフマニノフを特集していて、ラフマニノフのピアノ協奏曲について、ピアニストの小山実稚恵さんが語っています。読んでなるほどです。私はラフマニノフのピアノ協奏曲の2番と3番はCDを持っています。しかし、1番と4番はピアノ協奏曲としては2番ほどではないとの評判でしたので購入しませんでした。

 そして、1番と4番は演奏会でも滅多に演奏されないのでこの歳になるまで恥ずかしながらあまり聞いたことがありませんでした。今回雑誌の特集でいろいろ学んだので、さっそくspotifyで聞いてみました。聞いてみたらなかなか良いではないですか。殊に1番に出てくる旋律はいつか、どこかで聞いたことがあるような懐かしさを感じるものでした。

 クラシック音楽も先入観や世間の評価にとらわれずに、自らの耳と趣向を優先すべきですね。

 

 


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巧緻性は親があせってはいけません。(No.1252)

2023年02月06日 10時01分06秒 | 受験・学校

「年少4月に入塾するまでの最年少子育て5つの方針」の 方針5 ≪運筆力・巧緻性≫ を引き続き説明しま~す。

 目標=正しい持ち方で鉛筆が持て、ハサミなどのお道具がつかえる。その上で○、△、□、×が描けて、線がまっすぐひけ、お絵描きができる。前にも話しまたが、「ひらがなの書き」はお名前だけできればOKです。さらに、ハサミなどの道具を安全に正しくつかえる。

例えば、ハサミ切りの練習にチラシ広告をつかいます。

 男の子で車が好きなお子様にはカーディーラーのチラシを用意します。チラシの車(写真)の外側をハサミで切り抜かせ、それをスケッチブックにレイアウトして糊で貼らせます。街路をかいてそこに切り抜いて写真をはっても楽しいです。

 初めはやり方を教え、やってみせます。その後お子様にやらせます。うまくできないときはコツを教えながら7~9割手伝っても良いです。そして、いっしょにやって完成させます。一緒にやったとしてもお子様本人が努力したのだからメチャメチャ褒めます。

 女の子ならデパートやショッピングセンターなどのチラシをつかい、モデルさんが服を着ている写真を切り抜いてもいいし、食品の写真を切り抜いて、それをスケッチブックにはってお店屋さんごっこもできます。

 運筆練習には市販のぬり絵やなぞり絵をやらせても良いです。まずは鉛筆(クーピー)を正しい持ち方でつかう回数を増やすことです。それを繰り返せば、次第にお子様は自分の思うように線をひいたり、色を塗れるようになります。

 巧緻性は親があせってはいけません。

 

以上方針1~5(No.1243,No.1244,No.1245,No.1250,No1251)が4月入塾までにご家庭でされたほうが良いおすすめ事項ですが、

 あくまでも目標ですので本稿に書いてあることが3~4割でも実現出来ればOKです。拙稿が皆様の子育てのご参考になれば幸いでございます。

 それでは、春期講習会年少クラス1日目にお子様の授業を担当することを心より楽しみにしております。


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中高生になる頃には、「記憶で苦労しない子」に成長します。(No.1251)

2023年02月03日 11時21分32秒 | 受験・学校

 

 皆様から「年少4月に入塾するまでの最年少子育て5つの方針の方針4 ≪知識・学力≫の算数関係まで説明しました。引き続き「生活常識関係」を説明しますね。

3)「生活常識関係」

 日々の実生活体験の中でいろいろ教えてあげるのがベストです。 街を親子で歩いている時もいろいろ教えてあげるのです。

  例えば、道ばたにコスモスが咲いていれば、「きれいな花ですね。」と言いながら親自身がコスモスについて知っていることを幼児にわかりやすい言い方で教えるのです。教わったことを憶えたら、褒めちぎります。そうして、教わったことはその場で憶える習慣をつけるのです。 

 親子で公園に行ったらドングリがたくさん落ちていたら、ドングリを拾いながら、「人間はドングリを食べませんが、リスは大好物です。そして、あのクマもドングリをたくさん食べます。クマは秋のうちにたくさん食べて、冬の間は穴の中でじっと死んだように眠って寒い冬を越します。そして、暖かい春になると穴から起き出して来ます。それを難しい言葉で「冬眠」って言います。もし、クマがドングリをたくさん食べられないと冬眠できないで死んでしまうこともあります。かわいそうですね。だから、山の中のドングリがたくさんなるシイの木を大切にしないといけません。」

 こんなふうに実生活の中で試験に出る出ないにかかわらず、あらゆる知識を与えていきます。それを目を輝かせて嬉しそうに聞いている我が子。そして、教わったことをその場でほとんど憶えてしまう習慣をつけていくと、将来「記憶で苦労しない子」になります。

 

 ところで、みなさんほとんどの方が「記憶力は生まれつきの頭の良さで決まる。」と思っていませんか?

 たしかに、生まれつきの頭の良さもあります。しかし、生まれてから、できるだけその場で憶えてしまう習慣をつけていくと、生まれつきの記憶力以上に記憶力が育成されていき、中高生になる頃には、「記憶で苦労しない子」に成長します。つまり、「おぎゃぁ~」と生まれてから15年間の「その場で記憶してしまう習慣づけ」で、人の記憶力は大きく伸びるのです。

 えっ、エビデンスですか?何千人に対する生後20年間の追跡調査なんてありません。

ただ、私井澤の過去数十年にわたる生徒指導経験と御父母様との面談から得た結論です。

それでは、この続きはまた次回

 


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ちょっと間があきましたが引き続き残りを説明しますね。(No.1250)

2023年02月02日 09時45分10秒 | 受験・学校

 皆様から「年少4月に入塾するまでの最年少子育て5つの方針を詳しく説明して下さい。」とのご要望をいただきましたので

子育て5つの方針の方針4 ≪知識・学力≫の国語関係まで説明しました。ちょっと間があきましたが引き続き残りを説明しますね。

算数関係

年少4月に入塾するまでの基本は数が数えられることです。

 まずは、親子でいっしょに大きな声を出して数を10まで数えましょう。ちょうどお歌を憶えるように節をつけてあげるとおもしろがって憶えてくれます。次に、11から20まで、同じように憶えさせましょう。憶えたら今度は通しで1から20まで数えられるようにしましょう。1~20まで簡単に出来てしまったというお子様は毎日10ずつ増やし、1~100まで通しで節をつけてお歌を唱うように言えると良いです。(入学後に九九を憶えるときも同じように節をつけてお歌のようにおぼえると良いからです。)

 憶えたら実際に身のまわりのいろいろな物を数えさせるのです。正しく数えられたらめっちゃ褒めて下さいね。数を数えられるようになったお子様はお子様の世界がまた広がったのです。こうして数を数えるのを好きにさせていくのが算数関係の初めの一歩です。こういう些細な体験の日々の繰り返しがお子様を勉強大好きにさせるのです。お子様はある日突然勉強大好きになるのではありませんから。(笑)

 次に、図形関係は最年少ですので平面図形認識を育成するために幼児用の簡単なジグソーパズルがおすすめです。

 A4サイズで10~20ピース程度の一つ一つのピースが大きいものが良いです。

  それが、簡単過ぎてすぐに出来てしまうなら、A3、A2と徐々にサイズを大きくしても良い です。ピースの数も増やして良いです。

男の子には、これもお薦めです。

ディズニー系もあります。

女の子にはアナ雪もお薦めです。

 

空間図形認識を育成するためにはブロックがおすすめです。

 出来ればキュービック(サイコロ)状のものでレゴのようにくっつくものが良いです。

この続きは次回で

 

 


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クーピー(鉛筆)の持ち方は「一生もん」です・・・・(No.1249)

2023年02月01日 11時33分07秒 | 受験・学校

お子様が4歳でもお名前だけは書けるようにしましょう!

   私立小学校入学試験では文字を書いて答える問題は一部の私立小学校を除いて原則として出題されません。しかし、お名前だけは書かせる私立小学校は多いです。ですので、最低限自分のお名前を上手に書けるようにしましょう。

 それから、文字の練習も大事ですが、その前に2~4歳でお絵かきをしたり、塗り絵をしたりすると思います。そのときに、まだ小さいし、文字の書き方練習をするわけではないのでクーピーの正しい持ち方(使い方)を教えないという家庭があります。―これはお薦めしませんね。なぜなら、クーピーをいい加減に持ちお絵かきや塗り絵をしているとその変な持ち方が定着し、悪い癖がついてしまうからです。

   そうなってから、受験勉強が始まり、クーピーをつかって線つなぎや答案を書くようになります。正しい持ち方をしていないので上手に線をつなげませんし、時間もかかります。そして、すぐ疲れてしまいます。クーピー(鉛筆)の正しい持ち方には意味があるのです。昔から伝わる正しい持ち方は理に適っていて、文字も美しく書けるし、何よりも疲労しにくいように出来ているのです。クーピー(鉛筆)の持ち方はいわば「一生もん」ですので、早い時期に教え導き、正しい持ち方を定着させましょう。

「いくら言ってもクーピーを自己流で持ってしまい、直そうとしないんです。」

   すでにおかしな持ち方が癖になっていて、それを正しくさせるのは大変です。初めから教える労力の数倍かかります。しかし、これを放っておいては私立小学校受験どころか公立小学校に行っても困ります。だから、お子様は結局どこかの時点で正しい持ち方になるよう指導しなければいけません。どうせ指導するのでしたら、私立小学校受験の勉強を始める前が良いのですが、既に始まっている方は「今」です。今やるしかないです。

 では、癖がついてしまったお子様にはどう指導すればいいのでしょうか?

1)まずは、お子様本人が正しい持ち方を憶えたいと思わせることからスタートです。つまりお子様のやる気(改善しようとする意欲)を引き出して下さい。

×な例

「クーピーをそんな持ち方をしているとみんなに笑われるよ!」

「そんな持ち方では○○○小学校に行けないよ!」

○な例

「こんなふうにクーピー持つと、お絵かきが上手にかけるんだって・・・」

「クーピーを正しく持てる子ってすごくカッコイイ(女子には素敵)んだって・・・」

「鉛筆を正しく持てるとカッコイイお兄さん(素敵なお姉さん)になれるんだって・・・」

 

2)お子様の意欲を引き出したら、次はいよいよ指導です。

今週を「クーピーを正しく持つ」週間として、集中的に毎日教えます。

教える時に対面で座らずに右利きの御母様でしたら、御母様の右手が見えるようお子様の左側に座ってください。

①そして、クーピーの持ち方を教えながら、御母様自身がお手本として持って見せるのです。まずあるべき姿をやって見せるのです。

②そして、それを真似してあるべき持ち方をしたら、めっちゃ褒めましょう。

③次に、「自分で正しくもってみよう」と言いながら、御母様がちょっとだけアシストして何回かもたせます。アシストしているから正しく持てて当然なのですが、そこはそう言わず「ほら、自分でも出来たじゃない!」「やっぱり○○○はすごいね。」と褒めるのです。

④そして、その正しい持ち方でお子様が好きな塗り絵やお絵かきをさせます。

 この①~④の指導を根気よくこれから1週間毎日やります。そうすると、正しい持ち方が定着に向かうのです。

但し、そこで安心して放っておくといつのまにか、また前の癖に戻ってしまいます。

だから、「一生もん」として固まるまでは時折みてあげてくださいね。

 

 そのフォローのツールとして使うと良いのが「鉛筆持ち方サポーター」です。不要のお子様もいますが、もしすぐに前の癖に戻ってしまうようなお子様にお薦めです。

 

 

鉛筆を正しく美しく持てるようになり、お子様が「カッコイイお兄さん」や「素敵なお姉さん」になることを願っております。

 


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