
<ハナミズキに連雀>
20年前の日記の一節<薬師寺での法話>
日々の生活のなかで少しは不自由感はあるものの、取り立てこれといって不自由と言い切れるものはない。そうかと云って心の底から満足しているかと問われれば頭を横に振ります。
いったい何が不足しているのでしょうか・・・?
貧しい生活のなかから、物を持つことに情熱を燃やした結果、物と云われる目にみえる世界の追求に明け暮れした現代人を作り上げました、しかし物に対する欲求は満たしたものの、何とも表現できない不満足感、現代人は感謝の気持ちが持てません。
今の人々の心を言うなれば、” 何でも持ってて欲求不満 ” です。
身心安楽という言葉があります、目に見える世界を身、見えない世界を心、身も心も安楽のとき人は幸福感を意識します。
いま目に見える世界は豊かですが、見えない世界を考える時がきていると・・・
これ要約すると「知足」の足るを知る心、分相応に生きろと訓えられた。
今年度(2020年)の国の一般会計の補正後の歳出は175兆円、なんと6割が借金で賄う、まき散らす金が株高を招く・・・・・この借金どうするか、命より経済が大切なのか・・・ボケ老人のひとりごと。