示玄

日々の雑感

句集

2007-10-05 06:49:58 | Weblog
会ったことは3回くらい、話したことは挨拶だけ、こんなかたから句集が届きました。
どうして私ごときに・・・と思いながら心にとめていただいたことに感謝です。
新聞で拝見したことはありました 「つれづれ」著者 小崎愛子 日常生活をことばにしてエッセイ、写真に俳句など生きた証と本を出されました。
いつもおだやかなご婦人のその優しさ、ブログでも教えられています。

秋の1ページをご紹介いたします。
        
           爽やか
 
 青い空に白い雲、乾いた風が頬に心地よく、爽やかという表現がぴったりの一日でした。
先人は秋の澄んだ空気がもたらす爽快感を最も良しとしたのでしょうか、爽やかという言葉は秋の季語になっています。
爽やかな朝、爽やかな青年などよく使われる爽やかという表現はさやか、さやけしとも言われ応用範囲の広い言葉です。
いつも不思議に思うのですが、日本の言葉にはそれぞれの雰囲気があり、その響きや字体と相俟ってひとつの世界を作り上げているような気がいたします。
爽やかという言葉に接するだけで、人それぞれのイメージが広がってゆきます。
(日本人が日本の風土の中で生み出した日本の言葉)
最近言葉の乱れが深刻な問題になっていますが、大切な日本の言葉を、私たち一人ひとりが次世代に繋いでゆく努力をしなければならないと思います。

       ページ繰る音の乾きて風さやか

       水澄みて空の深さや手水鉢



我が家は母が逝ってはや一ヶ月すこし過ぎました、明日は母の忌明法要、子達や兄弟親戚の集まり、こんな爽やかな秋晴れの一日であるよう祈っております。


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