活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

ホーム・カミングデー

2012-10-17 11:46:08 | 活版印刷のふるさと紀行

 今年もホーム・カミングデー、母校に帰る日が近づいてきました。と、いうわけでもないのですが本当に久しぶりに大学構内に足を踏み入れてみましたら、完全に浦島太郎。イヤ、ハヤ。自分が学んだ校舎の所在すらわからないほどの変貌ぶりでした。

 たまたま、会津八一記念博物館の尾崎事務長にお願いごとがあっての訪問でしたが、退出間際に「私の学んだ文学部の四号館もすっかり変わったようですね」と思わず漏らしたら、尾崎さんが「ご案内しましょう」と気軽に連れて行ってくださるではありませんか。

 事務長といっても一級建築士、認定ファシリティマネージャーという尾崎さん、「いまは法学部にしましたが、南門よりの建物と入り口の階段だけに以前の四号館時代のイメージを残しました」とおっしゃるではないか。なんでもキャンパスの新築・改築にも尽力しておられるらしく懐旧の念いっぱいの当方としては感謝感激。

 なるほど、見上げると窓の雰囲気が昔を呼び戻してくれるし、階段に至ってはここに並んで卒業写真を撮った日を蘇らせてくれる。そうだ、この地下が学生生協だった。それにしても、校舎前の立て看板のなんたる平和なことでしょうか。政治色も国際色もいっさいなし。就活の文字がデカデカ。われわれのときは違った。

 いまの危機的状況日本も学生には無関心なのかと思ってしまいました。それと、違うなあと思ったのは構内の木々の大きくなったことでした。高田牧舎のカレーセットも。

 

 

 

 

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