ここで考えなくてならないのは、「印刷」の中身の変容であり、変革であろうかと。
もう、発注者の依頼で頼まれたロットをただ印刷しているのでは経営がなりたちません。こちらから情報を発信して、こちらから仕事を生み出さねばならないのです。最近のテレビのコマーシャルに出てきますように名刺の印刷だけではなく、名刺のクラウド管理までてがけることによって一社から何十万枚、何百万枚の名刺印刷のオーダーを受けることにんるのです。
出版印刷だって、印刷の受注を待つのではなく、「ウチのこういう特殊印刷をとりこんだ新しいマガジンをつくりませんか」、「この印刷コンテンツをITにウチならつなげることができます」とか印刷にプラスして売り込むようにしたいものです。
印刷図書館の例会では、印刷業界全体の業態改革を推進するリーダーの出現を期待する声が大きかったように思いますが、とにかくなんらかの手を打つのは今です。知恵だしをし、一歩も二歩も踏み出すことが肝要です。出版印刷は一つの例にすぎません。食品ラベルの印刷だって、帳票類の印刷だって中身の変革が求められている点ではみな同じです。