狭い庭より、広い畑のほうがのびのび育つといいながら、
先生の畑に各々が苗を持ち込み、好き勝手に植えていく。
この食べる菊もその一つです。
品種改良で種類が多いそうだ。
赤紫系を≪もってのほか≫と呼ばれている。
昔はあまりにも美味しいので殿様や武士しか食えず、
庶民が食うとは、もってのほかだ。
作る農民にしたら、自分で作ったものを食えないとは、
もってのほかと怒るにちがいない。
いろいろと名前の由来がありそうです。
畑の先生に、俺の畑に断りなく植えやがって”もってのほか”と
叱られないのがもってのほかです。