青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

越中黒部&能登半島一周ツアー その2

2006年05月08日 21時37分40秒 | 日常
(写真:魚津とれたて館)

富山と言えば魚でしょ!
そういや旅の最中はほとんど肉を口にしなかったな。

続き。

白川郷を各自思い思いに散策した後、白川郷ICへ。
ふと目に留まったICの手前のこの道の入口の看板。そういや白川郷が終点だったな…とひとしきり萌えてみる(笑)。残念ながら今は深い雪の中に閉ざされているのだが。いつか走りてえなあ…

へん「で、実際走るといくらくらいかかるの?」
私「ん~、全線で確か3,150円だったと思うよ」
へん「高っ!!w」

今度ここへ来る時は、同行者をハギー氏あたりにしようと深く心に誓うのであったw

白川郷ICから東海北陸道で一路砺波平野へ。
東海北陸道は、白川郷や五箇山を閉ざして来た深い南越の山々を、いともあっさりとトンネルでバカバカとブチ抜いている。実に快適なのだが、裏を返せば全く味気ない道である。まっすぐなルート選定が余計にそう思わせるのかな。
今回は時間の制約上利用したのだが、本来なら荘川に沿ってR156を北上して行くのが本道と言うものだろう。秘境と言われた五箇山や白川郷も、こうもあっさり着いてしまうと面白味に欠けるのではないか。わがままな話だが。

白川郷から30分でいともあっさりと砺波平野へ。青々とした水田に、防風林で囲まれた散村風景が広がる。先日へんしうちょ家にて見た「水曜どうでしょう」そのまんまの景色だ。
砺波平野と言えば、言わずと知れたこの大先生(@公式HPより てか公式で黄門ルック爆ワロスw)のお膝元である。
やおらへんしうちょ窓を開け、
「私たちは国民新党を応援していま~す!」
と、「親・民輔」をアピールにぬかりないw。だって逆らったらトナミ運輸のドライバーに簀巻きにされて富山湾に沈められちゃうかもしれないしね(はぁと)。

とりあえず14時までに宇奈月へ行ければ良いので、白川郷ICから100km圏内最遠の滑川ICまで走ってみる。さすがに車内も車外もテンションアゲアゲで来た一行、やや疲労の色が濃くなって来た。少し仮眠が取れればいいのだが、と休憩場所を探してPAでるるぶ立ち読み。魚津市街に金太郎温泉と言う温泉健康ランドを発見。行きあたりばったりでも何とかなるものだ。行ってみると想像以上に大きい施設で、広々とした大きな風呂にきれいな設備、思わず全員がサウナで、足湯で、湯船の横でと思い思いの場所にて全裸で爆睡をかましたのは言うまでもないw

2時間程度の休憩ですっかりと元気を回復した一行、それでもまだまだ時計を見ると11時。宇奈月に行くのは早過ぎるので、昼食を兼ねて魚津市内観光へ。魚津と言えばホタルイカ&蜃気楼&埋没林とこんなところなんだろうが、我々が向かったのはここ
この写真で全てを理解した香具師は相当の道マニアだと言えますが(笑)、別の角度から見るとこんな感じ。まあ、普通の水路にかかる橋ですね。見た目は。
この何の変哲もない橋の正体は生地中橋(いくじなかばし)と言いまして、航行船通過時に橋ごとグルリと回転してしまう日本初の旋回式可動橋なのであります。

案内板には「毎時10分・40分の2回以内の操作」とある。橋の周りをウロウロしながらワクテカで船の登場を待つ我々。一応橋の上には点滅信号と遮断機が付いており、おそらく船が通る際には信号が赤に変わり、遮断機が降りるのだろう。

あと5分…3分…1分…
はい。一応11時40分なんですが。
何も動く気配がないですね。地元民の車がブブーと普通に橋の上を越えて行くばかり。
今一度操作時刻の注意書きを読んでみる。40分だろうが。動けよ!
「毎時10分・40分の2回以内の操作」
「但し、必要のないときは操作をしない」

ちょwww………orz

昼下がりに漁に出て行く酔狂な漁師の出現を期待してもうしばらく待ってみたのだが、時はGW真っ只中と条件も悪く、結果は空振り。今回の旅は天気にも恵まれ非常に満足の行くものだったのだが、唯一心残りと言えば、この回転橋の回る所を見てみたかったと。
ヤケクソで橋の上でクルクル回るへんしうちょ。それを映像に残す我々。某保釈された人のCM(ラ○ブドアオート)かと(笑)。困難はネタで乗り切る精神タクマシス。てか、アホやw

※一応これが航行船通過時の生地中橋らしいです(全国漁港漁場協会HPより。なぜかPDF形式)。改めて画像を見ると、ぜひライブで見てみたかったとの思いが強まるねえ。

失意のまま漁港併設の「魚の駅・生地」にて昼食。
ハタハタと太刀魚の焼き物、ブリとハマチ刺しに鯛の味噌汁(写真)はさすが漁港取れたて、結構な美味しさだったのだが、私が味噌汁の鯛の骨を歯グキにブッ刺し、Kenshin氏は焼いたホタテ貝の殻で火傷とミッション失敗の動揺は隠せないのでありましたw

続く。
コメント
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