青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

梅見月 過ぎても梅の 賑わいか

2008年03月02日 22時39分33秒 | 日常
(画像:幕山公園)

あなたは、歩かなさすぎ。
何かあるたびに言われます。
それは耳の痛いほどに。
と言う訳なので、今日は全くの気まぐれで、歩いて来ました。

チョイスしたのは神奈川県は湯河原町にある、幕山(標高625m)。
山麓には幕山公園と言う公園があり、園内の湯河原梅林では現在「梅の宴」と言う祭りも開催中との情報。花を愛でるなんて風流な気持ちは若い頃にはなかったが、カメラをやるようになって単純に「キレイな景色」ってのには食指を動かされますね。最近。

湯河原駅から箱根登山バス。5分咲きと言う情報にもかかわらずまずまずの天候の日曜日、公園へ向かう道は予想通り大渋滞。地図上で見ると公園へは一本道になるルートなので、こうなるのは必至と思って車では来なかったんだよね。どうやら大正解だったよう。ちなみに普段の倍以上の時間がかかり、なおかつだいぶ公園の手前で降ろされたので乗客のジジイババアが大ブーイングwああはなりたくないもんだ。

幕山と言う山は箱根の西外輪山の途中にコブ状に飛び出したような形をしておりまして、こう言う山を「寄生火山」と言います。激しい火山活動の中で、脇っちょからマグマがはみだしちったみたいな出来方をしているそうです。焼き立てアツアツのタイヤキにアタマっからかじり付いたら、変なトコからアンコがはみ出してくる事があるでしょう。あんな感じだな(どんな感じだよ)。
この山はそんな生まれの山なので、溶岩が作った切り立った岩肌が露出した独特の山の形をしており、その山麓に梅林が広がっています。奇岩&梅の花ってのは何となく中国っぽい景観だね。中国行った事ないし行く気もないけど(笑)。ロッククライミングをしてる人もいたな。
山へは梅の花の中を通って上がって行くのだけど、南斜面に植えられた梅は数限りなく5分咲きのほころび加減とは言えなかなか見事なもの。満開になったらさぞやキレイなんでしょうなあ。山頂への登り口から俯瞰した梅林(その1 その2)が一番見応えがありました。

梅林を抜けると、冬山らしい乾いた枯れ木の中を登山道はどんどんと登る。もうちょっと楽なハイキング程度のものを予想していたのだが、結構な急斜面をジグザグと登る道なのでなかなかハードでした。去年の夏の八丈富士もそうだけど、単独峰の直線的な登頂って景色があまり変わらないし、ただただ登るだけでアクセントがないから辛いね(笑)。
それでも心臓をバクバク言わせながら登ると、真鶴半島と湯河原の街を俯瞰する場所なんかがあってなかなか見晴らしがいい。水を飲みながら眺めていると、麓を新幹線がヒュー、ヒューと右から左へ左から右へ走り抜けて行く。バズーカみてえな500mm望遠とか持ってたら豪快な俯瞰写真が撮れるんだろうなあ。そもそもそんなでかいレンズこんなトコまで担ぎ上げるのは嫌だがw

麓から約一時間で山頂到達。久し振りに冷や汗以外の大汗をかきました。いい運動だ。標高は625mだから高尾山とかと大して変わらないけど、かなり下から登ってるんで登り応えと征服度はありますな。

それにしても山頂の混雑振りはどうだ。それもババアばっかりw
思わずTBSラジオに電話して毒蝮三太夫でも出前してもらいたくなるよw
マムちゃんいなかったらヨネスケでもいいけど(笑)。

ババア100人で食べたいな、幕山の上で持って来たオニギリを食べました。
ええ、パックンパックンパックンとね(笑)。
コメント
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