青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

都会(まち)から山へ温泉へ

2012年05月22日 21時12分01秒 | 日常

(空がとっても青いから@上条~夜間瀬間)

週末長野でさんざっぱら遊んで来たツケが体に来ているのが如実に分かったんで、昨日はさっさと帰宅して画像の整理に着手。トップ画像は何の変哲もない山ノ内の鯨から選んでみましたが、まあどんな被写体でもこんないい天気だったら順光側に回ればそこそこの写真は撮れるよねってくらいの青空でしたね。青空と、緑を泳ぐ、鯨かな。

ホントのメインイベントは翌日だったんだけど、ヨメさんから許可も下りたんで土日で長野行き。但し土曜は湯田中に宿を取る以外はノープランでした。結局夜になるまで長野電鉄を撮って歩いたんだが、だんだんと沿線が分かって来ると逆に面白くなって来ますね。あそこでああ撮ってみよう!とかこう撮れば良かった!とか欲が出て来ちゃうって言うかね。残念ながら屋代線の廃線で今は長野~湯田中の33.1kmを残すのみになってはしまったけど、都会(まち)から山へ温泉へって言う感じがバランスが取れててシチュエーションに事欠かない。たぶん小田急線と似てるのが自分の琴線に触れんじゃないかと勝手に思ったりしてるんですけどね。長野を新宿にすると、町田&大野は須坂だし、伊勢原&秦野辺りが小布施、信州中野が小田原、湯田中は箱根湯本ってトコか。細かく言うと朝陽は向ケ丘遊園、桐原の取り残された感は世田谷代田、中野松川のちんまり感は箱根板橋っぽいと思う(笑)。


まずは朝、信濃吉田駅付近の公園の駐車場に車をデポし、中電踏切からスタート。
後ろにそびえる建物は、「ノルテながの」と言う高層マンション。
信濃吉田(北長野)近辺は、ノルテながの&ながの東急ライフのせいで東急沿線的風景。
雰囲気で言うと宮崎台あたりか(笑)。
8500が走ってても何の違和感もないw


青空の下、住宅街を歩いて歩いて本郷駅。駅の隣の美和神社では鳥居抜きが楽しめます。
シグマの12mmとか久々に使って4Aゆけむり。
カメラ構えてたら見知らぬばーさまにお茶一本貰っちゃった(笑)。
「茶、飲むかや?」とは、ばあちゃんめっさ信州弁ですねw

 

しばし信州弁ばぁちゃんと談笑し鐘鋳川の踏切へ。
長電地下鉄部分(長野~善光寺下)の開口部で、先日来懇意にしていただいたまつ氏と合流。
談笑しつつ1本前の普電523で照準を合わせ、返しの5Aゆけむりを順光できっちり。
まつ氏曰く5Aゆけむりが一番いい光線状態なんだとか…
おかげで展望席のハゲオヤジもいい光線状態ですwww
オヤジに罪はないけんども、なんでよりによってそこに座る…(笑)。


ちなみにホントならここで6Aスノモンと並ぶ予定だったんだけどね。
お猿さん遅刻にて鐘鋳川から振り返って一枚。
線路際は早くも夏の色。逆光顔面ブッ潰れだけど、これはこれで夏らしく。


準備でお忙しいまつ氏に信濃吉田まで送っていただき、引き続き長電界隈を。
お次は松川橋梁登りで8Aゆけむり。
トップライトになって来ると、展望室ガラスのハレーションがきつくなるのよね>HISE


さらに流して桜沢俯瞰。
昔っからの長電有名撮影地、少し霞んだ山並みを見ながら三脚を構えます。
田んぼに水が入って来て雰囲気良くなって来たなあ。
夕方に向けて意欲が高まる大俯瞰から一枚。
正直8500だと景色に埋もれちゃうね(笑)。



午後の山ノ内。
リンゴの花は既に終了のお知らせ…
夜間瀬駅前「多加伎屋」で大盛りラーメン530円。
このコスパとシンプルな細麺醤油味は、長電沿線グルメに入れておいて欲しい(笑)。
上条ストレートで、リンゴの青葉の中を駆け上がって来る9Aゆけむり。
ゆけむりばっかり撮ってるが、HISE好きだからいいんだよ(笑)。



返しの12Aは夜間瀬川。高社山バックの鉄板アングルは正直さんざん撮った。
どうしようかと思いを巡らせた結果、三脚を川に突っ込む事にする(笑)。
周りから見れば完全不審者状態だが気にしないw
側面光を取るか架線柱の有無を天秤にかけて悩むことしきり。
結局架線柱のない方を選び、側面光はさようなら(涙)。
青空に抜けるHISEの展望室。この前面ガラスの角度が絶妙だよね!
LSEだと角度が深いし、VSEだと丸過ぎるんだよな(←ヲタの戯れ事)。



山行きお猿は下流側逆光サイドで。
木道の付いた小さな堰を渡り、再び三脚を川に投入(笑)。
雪解けと言うには遅いけど、水量豊かなせいか既に靴はおもくそ濡れてますw
堰を洗い越して行く夜間瀬の流れと、山行きお猿でスプラッシュモンキー!

ゆけむりHISEの山ノ内入線は日中二往復のみなので山を降りる。現行ダイヤを見ると、夕方からはゆけむりだけ信州中野止まりになってて何となく山ノ内を避けたような運用なんだよね。正直お猿特急より観光色豊かな車両なんだから、せめてあと一往復くらいあっていいんでね~の?とも思ったり…まあ元々連接台車で小田急時代から台枠に問題が出たり前面ガラスにヒビが入ったりと虚弱体質な子でしたから、「山ノ内は一日二回!」と診断されたのかもしれません(笑)。急勾配の登り降りって、どうしても坂下側に当たる台車に重量負担がかかってしまうからねえ。そんだったら山ノ内運用は四軸ボギーのお猿を中心に、基本は平地運用に特化すると言う結論が、少しでも寿命を延ばすための苦肉の策なのかもね。なんだかんだ言って車歴25年と決して若くはないですから。

汗を流しに小布施の穴観音温泉へ。
穴観音の湯の露天風呂から見る北信五岳が好きだ。こんな景色を見て育つ長野っ子が羨ましい。
飯縄、戸隠、黒姫、妙高、斑尾と、それぞれに山の形は違います。
そして、次回へ続くのであります。
コメント
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