青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

水無月/大平台・塔ノ沢

2020年12月16日 17時00分00秒 | カレンダー

(水無月・函嶺に鉄音戻る@箱根登山鉄道・大平台)

6月。緊急事態宣言の解除方針が聞こえて来る頃合いに、ぼちぼちと撮り鉄を再開。箱根の方から、去年の10月の台風で被災した箱根登山鉄道が試運転を開始したというウワサが聞こえて来たので、県内ならいいか・・・って事でクルマで小田原厚木道路を下る事が増えた。この頃のETCの明細を見ると、見事に小田厚の平塚・小田原料金所の明細しか載ってないのに笑ってしまうのでありますが、こと神奈川県民の撮り鉄のはしくれとして、今年は登山電車には随分救われた感じがする。「県境を越えた移動の自粛」なんてしゃらくさい話が大手を振って世間の論調を支配する中で、「県境は越えてないからね!」という大義名分をブチ立てられる箱根の電車は有り難い存在でした。運休中に金太郎塗りから一般塗装に戻された108号。ピカピカのボディに、「試」の文字が躍る。

6月から7月にかけて、何回登山の試運転に行ったかなあ。5月終わりくらいからシテンを始めてたと思ったけど、一応緊急事態宣言中だったし、県内でも知ってる人しか撮りに来てない感じで、静かなもんでしたよね。最初のうちの試運転は湯本から大平台の先までで、運用に入っているのは109+108の単車コンビと、ベルニナ1001+2201+1002の編成が多かった。日によっては大平台の手前で折り返すことも多かったので、そん時は塔ノ沢の駅で撮影する事になるんだけど・・・。紫陽花がチラホラと咲き始めた静かな深澤銭洗弁天。手水鉢の山の清水で顔を洗うのも清々しかった。紫陽花の時期にあんなに静かな塔ノ沢は、もう後にも先にもないかもしれません。

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