司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

貸付業務を行っていない登録貸金業者が債権譲渡を受けて行う回収行為はサービサー法違反

2012-02-09 16:05:30 | 消費者問題
最高裁平成24年2月6日第3小法廷判決
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81980&hanreiKbn=02

「法務大臣の許可を受けないで,消費者金融会社から不良債権を譲り受けてその管理回収業を営んだ行為について,債権管理回収業に関する特別措置法33条1号,3条の罪が成立するとされた事例」

 登録貸金業者が,自らは貸付業務を行わず,「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)第3条の債権管理回収業に関する法務大臣の許可を受けないまま,消費者金融業者から不良債権を譲り受け,その管理回収を行うことを業としていたケースである。 
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相続放棄に関する諸問題

2012-02-09 14:17:39 | 民法改正
 昨日は,京都司法書士会家族法研究会(ほとんど幽霊会員ですが)で,「相続放棄に関する諸問題」を報告。

 平成22年の申立件数は,約16万件であり,相続の相談といっても,相続登記ではなく,相続放棄の相談だったりすることが珍しくはない昨今であるが,改めて整理してみると,興味深い論点が盛り沢山。

【申立件数の推移】
平成 元年  43,626件
平成11年  98,546件
平成21年 156,419件

 相続放棄の申立件数は,昭和50年代から平成3年頃までは,横ばいであったが,その後急増している。

 個人の自己破産申立件数も平成3年以降急増しているが,相続放棄の申立件数の推移もこれと連動している感がある。

cf. 個人の自己破産申立件数の年別推移 by 金融庁
http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/symp200706/04.pdf
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「新たな公益法人関係税制の手引」

2012-02-09 12:48:14 | 法人制度
「新たな公益法人関係税制の手引」by 国税庁
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/hojin/koekihojin.pdf

 ざっと見ておきましょう。
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