司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

民事裁判の手続き 新型コロナでウェブ会議が急増

2020-10-26 08:57:24 | 民事訴訟等
NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201026/k10012680741000.html

「民事裁判の争点整理などの手続きにことし2月から導入されたウェブ会議の実施件数が、東京地方裁判所で先月は400件と導入当初の10倍に急増していることが分かりました。」(上掲記事)

 ある意味,タイミングがよかったといえるかも。

「杉本教授は「日本の裁判手続きのIT化は諸外国と比較すると、周回遅れどころか、2周くらい遅れている状況だが、図らずも新型コロナウイルスの影響で一歩前進したと感じている。先行する諸外国の事例も参考に日本に適したIT化を進める機会にすべきだ」と話しています。」

「日本に適したIT化を進める機会にすべきだ」ですよね。
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外国資本による安全保障上重要な土地の買収に関し事前届出義務

2020-10-26 07:23:30 | 不動産登記法その他
産経新聞記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/de298607441458a684ddc15cbd4abe747abc201d

「外国資本による安全保障上重要な土地の買収に関し、政府が重要防衛施設周辺と国境離島に区域を指定し、土地購入者に国籍などの事前届け出を義務付ける法整備を検討している」

 今までそのような規制がなかったのが逆に不思議である。

「現行制度では不動産登記の変更は任意のため、必ずしも実態が反映されていない。私有地は政府に国籍など所有者の個人情報を確認する権限がなく、新法で国民生活の安全確保を目的に政府の調査に法的根拠を持たせる」(上掲記事)

「任意」のままでよいのか。「所有者の責務」が軽過ぎる感がある。
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