写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

白山山麓の巨樹 五十谷の大杉・御仏杉

2017年12月16日 | 写真日記
    [五十谷(ごじゅうだに)の大杉]

雪の白山山麓、雪の中で凛として立つこの地域を代表する二本の杉の巨樹に出会ってきました。
写真は鳥越の一番奥にある集落の社のご神木「五十谷の大杉」です。
梢から次々に落ちてくる雪の礫をを受けながら膝ほどの積雪の中を泳ぐように移動しながらの撮影でした。

    [大きな枝からのしずくが氷柱に]

見上げる大杉ですがその根元近くから雪を載せた大枝が伸びそこから滴るしずくが凍りついて氷柱になっています。
樹齢1200年と言われ石川県の天然記念物に指定されている「五十谷の大杉」、豪雪のこの集落の社で今冬も出会うことができました。
来春の雪どけの季節にまた会えることを楽しみにしています。

    [御仏杉(おぶくすぎ)]

雪の中で森か林のように見える写真ですが、これがたった一本の杉の木が大きく枝を広げているのだというのですからまさに驚きです。
「御仏杉(おぶくすぎ)」と呼ばれ「おぶく」が「おぼけ」に通じ、「おぼけ杉」とも呼ばれ惚け防止を願う人たちの信仰の対象ともなっている大杉です。
金沢から山越えで福井県に通じる、かつては白山信仰の道でもあった国道157号線沿いの旧吉野谷村「吉野工芸の里」の敷地内にこの巨樹が聳えています。
国道からもよく見えるのですがこれがたった一本の杉の樹だと知る人は少ないようです。
樹齢は約700年、国指定天然記念物でもあり日本の名木百選にも選ばれている名木です。

雪の白山山麓でその存在感を示す二本の巨樹の写真を三枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]の更新です。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする