写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

水辺の蜻蛉

2024年08月27日 | 写真日記
    [ギンヤンマの飛翔]

暑いさなかの水辺ではギンヤンマが自らのテリトリーを守るために猛スピードで飛び交っています。
フィルムカメラ時代に「置きピン」という撮影技法でトンボの飛ぶ姿を撮ろうとしていたことを思い出しながらデジタルカメラの機能進歩に助けられて楽しくシャッターを押した写真です。

    [ギンヤンマの産卵]

水面の水草の茎に止まってお尻をリズミカルに水面に突き入れ産卵行動を繰り返していました。
蜻蛉にとって今は種の保存と繁栄にとっては大切な季節なのですね。

    [イトトンボのペア]

小さな池の岸辺ではギンヤンマとは別の場所でイトトンボのペアも産卵行動を続けていました。
あまりにも細く華奢なので少し見えにくいのですが、ペアの♂が手助けしながら♀は必死に卵を産み付けていました。

暑さの続く金沢では高齢者の外出もままならないのでPC内の写真整理、数年前の8月27日に撮ったトンボの写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記ー
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八月 十三夜の月

2024年08月20日 | 写真日記
[夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを]

 夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 清原深養父
百人一首にも取り上げられている美しい月の姿に心を寄せて歌った有名な和歌でかるた遊びで覚えた方も多いのではないでしょうか。
今夜は満月ですが、金沢の空は雲が多くて写真にとれるかどうか・・・。
そこで二日前の18日、夜空にあった「十三夜の月」の写真をアップしました。

    [夏の月]

 夏の月寝ぬ声一人二人かな  正岡子規
暑さに眠れないまま戸外で涼む人たちの声が蚊帳の中で寝ている子供のころの私にも聞こえてきた故郷の村の夏の夜の思い出がよみがえるような句です。
雲間を流れながら人の目では刻々と色や形を変える月を見て70年も前の記憶に遊びました。

    [月涼し]

  月涼し憚りて雲近づかず  富安風生
夏の月と雲はイメージとしては重なりにくいのですが、曇り空の多い金沢ではきっちりと月の姿が見える夜は少ないです。
雲の多い中でようやく撮れた十三夜の月は「今夜はもういいだろう」というように雲間に消えていきました。

8月18日に撮った、最も美しいと言われる十三夜の月の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記
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少し珍しい大型の蛾と蝶 オオミズアオとアサギマダラ

2024年08月13日 | 写真日記
    [天女の羽衣のような翅]

天女の羽衣に例えられる美しい翅をもつ「オオミズアオ(大水青)」という夜行性の大型の蛾に出会いました。

    [最も美しい蛾]

「蛾」というイメージとは程遠い美しい蛾で「最も美しい蛾」とも呼ばれています。
その大きさは80ミリ~120ミリ、大人の手のひらほどの大きさという蛾ですが夜行性で人目につかないというところから詳しい人以外にはあまり知られていません。
オオミズアオは羽化すると餌をとらず、その寿命は約一週間ほどといわれています。
夜明けの山里でなんとも美しい大型の蛾との出会いを楽しみました。

    [渡りの蝶 アサギマダラ]

旅の途中だったのでしょうか、山里で一夜を過ごし目覚めようとしている大型の蝶「アサギマダラ(浅葱斑) 」と出会いました。
私の撮影フィールドでは比較的高地にある林道で出会うことの多い蝶です。
まだ北上の旅の途中のようでこのあと峠道沿いにひらひらと飛んで北上していきました。

猛暑の夏となって出歩くのは朝と夕べ、山里で撮った少し珍しい蝶と蛾の写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。
どうか時間があればそちらもご覧ください。
ぎゃらりーたちばなー新カメラ日記
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梅雨明けの蓮池

2024年08月04日 | 写真日記
    [蓮池 花と蓮子]

  一つづつ夕影抱く蓮かな 高浜虚子
河北潟近くにある小さな蓮池の花が散り始めました。
まだまだ次々と新しい花が咲いていますが花弁の散った後の「蓮子」「蜂の巣」などと呼ばれる姿も目立ち夏本番という季節を感じます。
何となく高浜虚子の句が頭に浮かぶ季節です。

    [揺らぐ花弁] 

蓮池の水面を蓮の花弁がゆったりと漂っていました。
しばらく花弁や花弁の陰に身をひそめる小魚の姿に目を惹かれる時を過ごしました。

    [空蝉]

蓮池の周囲は蝉時雨に包まれています。
池を覆うように立つ木の幹に空蝉、セミの抜け殻がしっかりと爪を立てていました。
この殻から出た蝉も騒々しいまでの蝉時雨のなかの一匹として鳴き続けているのでしょうね。

梅雨明けの暑い日に小さな蓮池で撮った写真三枚をアップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新しました。
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