山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

清里タッチダウンビール醸造元「ロック」訪問

2007-03-05 19:01:14 | ワイナリー訪問記
清酒「七賢」醸造元、山梨銘醸の後、同じ市内(高根町)のカレーレストラン「ロック」へ向かう。
国道20号線を長野方面に走り、長野県に入ってすぐの交差点を右折、八ヶ岳横断道路を走ります。
この道路、以前は有料道路でしたが、現在無料。
途中、北杜市長坂町にある三分一湧水(日本名水100選)に寄りました。
水が湧いている所から20mほど下ると、水路の真ん中に三角形の石が置いてあります。
その石により、水が3方向の水路に均等に流れていきます。
昔、この湧き水の水利権は常に争いになっていて、その解決方法として、3分一が設置されたそうです。
周りはきれいに整備された公園になっていました。

その近くにNHK大河ドラマ「山本勘助」のロケ地があります。ロケ用のお館などがありましたが、そのすぐ横は売店などが並び、観光客対策バッチリでした。
撮影に影響しないのでしょうか。
本日お休み(火曜日)で誰もいませんでした。

また八ヶ岳横断道路に戻り、清里へ。
途中、甲斐駒ケ岳や富士山の景色が冬の夕暮れの中、大変きれいでした。a href="http://">

ロックの手前に、KEEP協会が経営する「清泉寮」があります。
八ヶ岳の山麓で、高地農業をしていまして、その事業の一角に、宿泊施設やレストランなどが点在しています。
写真の銅像は、創業者の「ポールラッシュ博士」。
アメリカ人で、日本のフットボールの父でもあります。
ここのソフトクリームは有名で夏の休日には行列ができます。
私もこれまでに100個は食べたと自負していますが、今日は寒すぎるので食べません。

さてロックです。
清里もえぎの村の正面にあります。
今では、カレー屋さんというより、ビールレストランの雰囲気ですが、改装前はアメリカ開拓時代風の丸太小屋の建物でした。
そのトイレは、全国からのお客さんの落書きでいっぱいでした・・・。
あのトイレの壁は残して欲しかったなあ。

もえぎの村には、大きな芝生広場があり、夏の2週間、バレエコンサートが開かれます。
周りが暗く、ステージだけが幻想的に輝き、劇場で観るよりバレエに引き込まれます。
突然の夕立や、絶えず飛び回る虫などの困難もありますが、真夏の高原の、星が降るような夜空の下、バレエに興味がない私も、毎年行きます。

ビートルズがBGMで流れるレストラン、本物の暖炉が外の寒さを吹き飛ばします。
ごめんなさい。
本日は先方様(ロック)に連絡していなかったので、ビール醸造設備は見学できません。
食べるだけです。
清里では、冬の観光客対策として、その日の午前10時の気温がマイナス10度以下の時は半額、マイナス5度以下の時は30%引きの食事を提供する所があります。
ロックもその1つで、本日はベーコンカレーが30%引き。
思わず、ベーコンカレーをオーダー。
カレーの味は、昔のロック時代と同じです。
運転手は、ビールを飲みません。

ロックのビール、タッチダウンビールはレベルが高いのです。
昨年の全国酒類コンテストで、春にプレミアムロックが最高賞、秋にはデュンケルが最高賞。
昨年は、全国の地ビールメーカーの中で、最も輝いていたのがタッチダウンビールでした。
山梨には、地ビールコンテスト入賞常連のメーカーがもう一社、富士河口湖町に富士桜高原麦酒があります。
お互い切磋琢磨して、日本の地ビールを引っ張っていって欲しいです。

今回はビール設備など案内できませんでしたが、いつの日か、皆様に紹介できるようにがんばります。


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