山梨の酒蔵には、カフェや食事ができる施設を併設しているところがあります。勝沼の原茂ワイン、白州の山梨銘醸(七賢)、明野のミサワワイナリーは、ガイドブックにもよく掲載され有名です。
あまり有名ではあまりませんが、居心地良いカフェを2つ紹介させてください。
はじめは、甲州市塩山下於曽の甲斐ワイナリー直営の「古壺」(ここ)です(写真右)。
甲斐ワイナリーの主なワインは、「かざま」ブランドで発売されているワインです。特に白ワインは抜群で、辛口の甲州シュールリーは、是非飲んでいただきたい逸品(写真右から2番目)です。最近発売されたカベルネソービニヨン種100%の辛口ロゼワインもおすすめです。
堂々たる日本家屋の横の白壁の蔵に古壺はあります。俳人高浜虚子の「古壺新酒」(古い壺に新しい酒を盛る=伝統を守りながら新しいものに挑戦する)が名前の由来で、市販されていない古壺限定のデラウエア種のワインも楽しんで下さい。
もう一つは、山梨市北の養老酒造直営の「酒蔵櫂」(さかぐらかい)です(写真左から2番目)。
山梨県には日本酒メーカーが10社ありますが、峡東地方唯一の蔵元です。ブランド名は「養老」ですが、最近は720MLのブルーボトルの本醸造の生原酒「櫂」が有名です(写真左)。社長のご子息が杜氏をされていますが、冬の厳寒期に杜氏の気分次第で販売される限定酒にもファンが多いとか。
養老酒造の母屋も伝統の日本家屋で、一階が売店、二階が食事もできるカフェになっています。なぜか懐かしい気分にさせてくれるその空間で、名物のほうとうやお酒のアイスをいただくと、時間がゆっくりと流れます。
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