先日、イケダワイナリーのワインを発注すると、社長自ら配達していただいた。
山梨で酒の小売店を営んでいると、たまにこういう幸運にめぐり合える。
忙しいシーズンは駄目ですが、シーズンオフなどは、結構いろいろなワイナリーの「社長自ら」、「専務自ら」配達してくれることがあり、こちらはいろいろな情報をありがたくいただけます。
県外の小売店の方には、うらやましい事だと思います。県外の皆さんは、わざわざ時間を作って、山梨のワイナリーを回るのに・・・。
イケダワイナリーは、15年前に、勝沼の老舗ワインナリーに勤めていた池田社長が設立したワイナリーです。
最近は、ワイナリーを個人で設立される方がいらっしゃいます(ワイナリーを設立するのは莫大な仕事量なので、その志のある方は本当に尊敬します)が、池田社長が設立された当時は大変珍しいことだったと思います。
イケダワイナリーのワインは大変好評で、720mlサイズのワインの中では弊社の売上のベスト5に入るワイナリーです。
弊社は一升瓶ワインに力を入れているので、イケダワイナリーに一升瓶ワインが無いのは残念ですが。
その成功の鍵を伺ったところ
・葡萄の種類を絞っていること。 白ワインは甲州種のみ。赤はマスカットベリーÅ種、カベルネソービニヨン種、メルロー種の3種類。ロゼに巨峰種。全部で5種類。出来るワインは、6種類。価格帯も2段階。他社と比べて、シンプルです。
・葡萄つくりを、基本的に契約農家にまかせていること。ワイナリーによっては、自社で栽培しているワイナリーもあるが、池田社長は醸造に専念し、社員もいないことが、2000円を越えないワイン価格の設定に直結している。
話を伺っていると、理路整然と解りやすく話してくれる。最も成功している小規模ワイナリーと感じた。
巨峰のロゼワインは、ワイン造りの哲学からは外れるとの事だが、美味しい巨峰を作ってくれる農家があり、綺麗に造ったら、お客様に好評なので、継続しているという。
また、最近まで一緒に仕事をしていたご子息は、現在本人の希望でコンピューターの仕事をしているが、いずれまた一緒に仕事をされるとの事。
また社長に会えることを楽しみにしています。
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