山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

山梨8番目のクラフトビールメーカー

2021-05-31 15:23:28 | お酒の話(ワイン以外)

BRIGHT BLUE BREWING(山梨県富士吉田市)から、スパイスビールが入荷です。

BRIGHT BLUE BREWINGは、今年1月にオープンしたクラフトビールメーカー。

ブライトブルーとは瑠璃色のことで、同社のイメージカラ-になっているようです。

夜明けの空の青と、富士山の青が同一になる色が瑠璃色。

ラベルは、地元出身の銅板版画家尾崎ユタカ氏が、地元の公園を作品にしたもの。

特殊な彫刻刀で、1ミリに20本以上の細線を銅板に彫るということです。

今回のビールはスパイスエール。

富士吉田産の山椒の他、みかんの皮や丁子(ちょうじ、クローブ)、肉桂(にっけい、常緑高木)などを入れた、香り高いブラウンエール。

凄いビールが登場です。


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赤色をした白ワイン

2021-05-30 10:50:52 | ワイン四方山話

コロナ禍で、売れる見込みが立たない中、ワインを作り続ける笛吹ワイン(笛吹市御坂町)の矢崎氏。

「飲んで守ろう日本ワイン」

というキャッチを付けましたが、実情は、

「飲んで減らそう過剰ワイン」

「タンク空けよう緊迫ワイン」

お陰様で、少しづつ売れ始めました。

お客様の感想で面白かったのが、

「赤色をした白ワイン」

ワインの構成比が、赤ワインのマスカットベイリA種50%、赤のベリーアリカント10%、白ワインのデラウェア20%、白の甲州種10%。

赤6,白4の割合。

こういうブレンド比は、普通無い。

在庫過多のワインをブレンドしているので、こういう比率。

そのお客様が、「色は赤だけど、赤の渋さは最後に感じられ、基本白ワインの味わい」

と言われ、冷やして飲んだそうです。

これからの季節にはぴったりのワイン。

赤ワインが重くなる季節、冷やして良いこの赤ワイン?は、グビグビ行けます。

そのお客様は、元アメフト選手なので、

「大人のジュースだね」

とも言っていました。

www.hamamatsuya.jp/fuefuki-sp.html


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そっくりラベル。価格は全然違う

2021-05-29 11:01:26 | ワイン四方山話

丸藤葡萄酒(勝沼)から、甲州シュール・リーの5年熟成が入荷です。

丸藤の甲州シュール・リーと言えば、日本ワインコンクールの第3回目(2005年、当時は国産ワインコンクール)で、甲州種辛口部門金賞を受賞。

審査をしたソムリエが、山梨のワインのレベルの高さに驚いて、仲間のソムリエに伝え、山梨のワインの飛躍につながった、という伝説のワイン。

シュール・リー製法は、メルシャンが海外から技術を持ってきて、他のワイナリーにも技術を公開した、有名な製法。

その5年熟成ワインが、今回入荷したのですが、困る問題はこれ。

ラベルがそっくりです。

ボトルネックの5年熟成が、違いの目印。

ちなみに裏ラベルは、

ちょっと違うけど、文面には5年熟成の文字はありません。

入荷時、スタッフは同じワインとして、並べていました。

値段は、通常のものは2035円。

5年熟成は、3355円。

お客様もスタッフも、間違えないように、展示を工夫します。


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シングルモルトウイスキーの最安値はこれ!

2021-05-28 17:41:11 | お酒の話(ワイン以外)

ウイスキーブームで、ウイスキーの価格は上昇中ですが、ふと、最安値のモルトウイスキー(ブレンデッドモルトも含め)はどれだろうと、売り場を見たところ、

グレンターナーラムカスクフィニッシュが、ほぼ2000円でした。

グレンターナーはボトラーズです。

ネット情報によると、バーボン樽で4年、ラムの樽で半年ということで、熟成期間は約4年半。

若いですね。

ラベルにシングルモルトと表記されているので、どこかの1つの蒸留所のウイスキーのみですね。

このブログを書いている途中、このウイスキーを以前購入したお客様が来店したので、感想を聞きました。

その方の好きな銘柄は、ラガーブーリン16年。

「第1印象は薄い。それが熟成期間の短さか、アルコール40度から来ているか判らないが。その後、飲み続けていると、慣れるので、コスパは高いウイスキーと思う。悪くない」

とのことです。

ちなみに、そのお客様の本日のお買い物は、ウォータープルーフと悩んでの、アイリークでした。

ウイスキーが売れない頃、サントリー膳、ニッカオールモルト、モルトクラブという、モルトウイスキーがありましたね。

熟成期間は不明だったが、安価でした。

膳は、よく売れたけど、結果的には赤字だったと、何かで読んだ記憶があります。

ウイスキーは、売れない時代の方が面白いですね。

 

 


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酒屋泣かせのワイン 入荷です。

2021-05-27 10:15:12 | ワイン四方山話

駒園ヴィンヤード(甲州市塩山)から、TAOシリーズの川窪が入荷です。

川窪は、畑がある地名です。

ビジュノワールは、まだ栽培が少ない赤品種。

山梨県果樹試験場で育種された、山梨27号(甲州三尺×メルロー)×マルベックの交配品種。

山梨県も頑張っています。

名前がかっこいいですね。

フランス語で、黒い宝石の意味。

駒園ビンヤードから最近発売されたのですが、駒園さんは、常に新しいワインを発売するので、目が離せません。

多品種小ロット。

これが駒園さんの流儀。

お客さまを飽きさせない点は当たり!

逆に酒屋では、ネット販売すると、注文が入った時にはワイナリーで品切れ、ということも。

酒屋泣かせのワイナリーです。

 


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