昨年から出回っている、アメリカンウイスキーのオーレスモーキーのハーレーダビットン。
よく判らないウイスキーだったので、少しだけ調べてみました。
まず、蒸留所のテネシー州のオーレスモーキームーンシャイン蒸留所。
聞かない名前です。
以前、バーボンの蒸留所は20も無かったので、すべて記憶していますが、いまや大なり小なり1300!というから、記憶していない、1280の中に含まれる、新しい蒸留所ですね。
ウイスキーガロア8号によると、テネシー州で初めて、ムーンシャインの製造販売が認められたという。
? テネシー州で初めて?
テネシー州には、偉大な蒸留所のジャックダニエルと、肩身が狭いだろうジョージディッケルしかないのでは?と思っているのは、相当なオヤジですね。
初めてムーンシャインが認められた?
ムーンシャインは密造酒のことなので、誰に認められるのだ? アルカポネ?
ムーンシャイン=密造酒、では無いのですね。
ムーンシャインは、バーボンでもコーンウイスキーでもない、コーンスピリッツの隠語、で合っているでしょうか。
アメリカのウイスキーの原料の多くはとうもろこし。
アメリカのウイスキーの法律では、新樽熟成や古樽熟成、そして熟成期間が定められています。
それに該当しない、トウモロコシの蒸留酒が、ムーンシャイン。
密造酒は、当然法律を無視していたので、アメリカンウイスキーに該当しないコーンスピリッツがムーンシャインかあ。
そして、ボトルも、密造酒当時に流通した瓶形になっているのですね。
ムーンシャインには、まったく熟成させていない透明なホワイトスピリッツと、数カ月樽で熟成させたダークスピリッツがあります。
ハーレダビットソンとコラボしたこのお酒は、写真の通り、ダークスピリッツ。
よりコーンウイスキーに近い味わいということになります。
ちなみに度数の103プルーフ(51,5度)は、ハーレーのツインカム103のオマージュ、とあります。
私はハーレーのことは判らないので、その辺りはファンの方にお任せです。
最近は、日本でも、ウイスキーブームにより、蒸留所が増え、熟成期間の短いスピリッツが、たくさん出回っています。
はやく、正式デビューの、ウイスキーの発売を待望しています。