塩山洋酒から、ベリーアリカントの一升瓶ワインが登場です。
ベリーアリカントは、明治末期、新潟の富農、川上善兵衛氏が品種改良したもの。
川上氏が品種改良したのもには、マスカットベイリAやブラッククイーンもあります。
ベリーアリカントは、マスカットベイリAやブラッククイーンより、栽培が少なく、知名度も低いです。
ベリーアリカントの長所は、色が濃く、酸が強い事。
ベリーアリカントは主にブレンド用として使われてきました。
ボルドーでいえば、プティベルドーのような存在でしょうか。
単品種としてワインを販売しているのは、塩山洋酒のみ。
塩山洋酒の現社長が、頑なにベリーアリカントを栽培し、販売してきました。
さて、山梨ヌーボーの新酒まつりを毎年、東京日比谷公園で行っていますが、今年も含め、ここ数年、塩山洋酒のベリーアリカントを求めるお客様が非常に多い。
明らかに、他のワイナリーのワインより人気があります。
一つは、萩原専務のファンと思いますが、塩山洋酒唯一のベリーアリカントを求めるお客様が増えている事からでしょう。
ベリーアリカントのワインは、720mlだけです。
そこで、塩山洋酒に一升瓶ワインを作ってほしいと依頼したところ、快諾してもらいました。
ラベルは720ml瓶と同じ、謎のデザインです。
シュールなデザインと言っている、ファンの方もいらっしゃいました。
価格は3990円。720ml瓶が1600円。
容量は2.5倍、価格も2.5倍。まったくお得ではありません。
通常の一升瓶ワインの価格設定は、容量2.5倍、価格2倍でお得感があるのですが、ベリーアリカントの一升瓶はお得感がありません。
塩山洋酒としては、720ml瓶で売り切れるワインを、一升瓶にする意味が無い、ということで、この価格設定です。
当店では、ベリーアリカントの存在を知ってもらう為、また一升瓶ワイン全体の価値を上げるため、このワインの実現を目指しました。
山梨の一升瓶の赤ワインの葡萄は、マスカットベイリAがほとんどです。
1.5ℓのマグナムボトルには機山洋酒のブラッククイーンがあります。
ニュー山梨ワインには、カベルネソービニヨンがありますが、半分以上外国産です。
塩山洋酒のベリーアリカントの一升瓶は唯一無二です。
近々HPで発売します。
http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#enzan