勝沼町のイケダワインから、特別な甲州種ワインが発売です。
イケダワインの池田社長は、山梨に縁もゆかりも無い方ですが、山梨のワインに感動し、山梨に転居、勝沼のワイナリーに勤務後、ワイナリーを立ち上げました。
現在、ワイナリーを創業する方はいらっしゃいますが、その当時は、前例も無く、大変だったとのこと。
いまでは、最も成功しているワイナリーでしょう。
イケダワインは家族経営の小規模ワイナリー。
小規模ワイナリーですが、成功している一番の理由は、葡萄栽培を農家にまかせ、醸造に専任しているからと思われます。
醸造に専任することで、葡萄の良さを最大限ワインに表現することのみ、考えています。
よって、イケダワインのラインナップは、安価なのに、レベルの高いワインばかり。
定番のワインのほかに、イケダワインのHPに載らないワインが、年に数アイテム発売されます。
今回は、「グランキュベ甲州」3150円。
豊作だった2012年の甲州種を、樽で発酵、その後瓶熟成し、2013年4月に発売です。
微妙な香りの甲州種に樽を使うと、樽の香りがワインを支配しがちですが、そこが醸造専門の池田社長の腕の見せ所です。
ラベルの甘辛表示はやや辛口ですが、社長は「ほのかな辛口」と表現していました。
1200本の限定です。
今年は、シラーの限定ワインの発売も考えているそうです。
シラーは、毎年ブレンドに使っていますが、今回のシラーは出来が良く、ブレンドではもったいないということで、いま単独で発売することを検討中との事。楽しみです。
ちなみに、山梨特産の一升瓶ワインを作らないか尋ねたところ、「地元の方にはよく聞かれる。作れないことははない。ただし、価格は市場価格より高くなるか、ワンランク下げたレベルのワインになるだろう。」ということで、すぐには実現しないようでした。