2017年4月15日(土)、山梨県甲州市で第1回「塩ノ山ワインフェス」が開催されました。
場所は、甲州市役所前の中央防災広場。
甲州市の塩山地区のワイナリー7社の「塩山ワインクラブ」が主催。
7社は、機山洋酒、奥野田葡萄酒、五味葡萄酒、キスヴィン、塩山洋酒、甲斐ワイナリー、牛奥葡萄酒の全7社。
塩山ワインクラブは、奥野田葡萄酒の中村社長が最も年上で、年代が近いため、頻繁に集まり、団結力のある集団。
初めてのワインイベントには、行政も喜び、全面協力。田辺市長も当日、1人でワイングラスを片手に、イベント会場を散策していました。
こちらがワインブース。
チケット制(2000円)の有料試飲即売会。
定員は500名だったのですが、開催2週間前に、500名を大きく超え、チケットは完売状態。
ただ、チケットが無くても、飲食ブースや音楽イベントもあったので、イベント会場には自由に入場できました。
飲食ブースは、塩山のお店が中心。
音楽イベントは、勝沼のマルサン葡萄酒の若尾さんが仕切ったそうです。
下は、キスヴィンさんのブース。荻原氏が代表の葡萄栽培チーム「キスヴィン」が、アメリカでワイン醸造をしていた齊藤さんを招いて立ち上げたワイナリー。塩山で最も新しいワイナリー。
次は、甲斐ワイナリー。古壺もありますが、こちらはワイナリー限定のワイン。
甲斐ワイナリーの風間家は、武田信玄の時代までさかのぼれるらしい。
甲州種の白ワインはピカイチ。
こちらは五味葡萄酒。新しい醸造家を招いて2年目。ワインも一新。
こちらは牛奥ワイン。葡萄栽培農家約20件が株主のワイナリー。
一升瓶ワインが9割を占める、塩山では異色のワイナリー。
牛奥葡萄酒期待の後継者。
まだ醸造を担当していません。塩山ワインクラブでは最年少のため、そのプレッシャーは大変。
奥野田葡萄酒のブース。
いつも一緒の中村夫妻。奥様が描く花の絵を、夫がワインにします。
国際品種が中心で、有名ホテルや飲食店中心にワインを展開。
創業者の中村社長が塩山でワイナリーを開いて29年。
創業当時、周りのワイナリーは、すべて先代の時代。何をやるにも「まあまあ」と抑えられたが、今では「まあまあ」と言う方になったとか。
塩山洋酒のブース。頭しか写っていませんが、萩原専務。
甲斐ワイナリーの風間専務とは幼馴染みの同級生。東京農業大学でも同じゼミ。
風間さんが卒業できたのは、荻原さんのお蔭だったとか。
ベリーアリカント、ブラッククイーン、マスカットベイリAの3大在来品種のブレンドの赤ワイン「ジャパニーズブレンド」は塩山洋酒の至宝。
機山洋酒です。土屋社長は今回のイベントを仕切る一人。
甲州種の瓶内2次発酵のスパークリングワインは、県内スパークリングワインの先駆け。
余った甲州種をどうしようかと考えた末のスパークリングワインは、今や機山洋酒の看板。
左が甲斐ワイナリーの風間さん、右が機山洋酒の土屋さん。
土屋社長は普段笑顔を絶やさず、大変穏やかな方ですが、ワインに対する姿勢は厳しく、地域を思う気持ちには深いものがあります。
今回のワインフェスも、地元の商店や塩山温泉郷とも一緒に盛り上がりたいとのこと。
地域の方々の参加を強く呼びかけ、ずっと続くイベントにしたいとのこと。
ワインクラブでの会合では、他社のワインの改良点にもしっかり言及し、風間さんもいつも勉強になると仰っていました。