山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

白百合醸造のスパークリング 新入荷

2017-04-23 15:28:20 | 新商品インプレッション

白百合醸造(勝沼)から、甲州種のスパークリングワインが入荷です。

 最近の白百合醸造は凄いのです。

昨年の日本ワインコンクールは、甲州種辛口部門銀賞(全体8位)、甲州種中口甘口部門第1位(銅賞ですが部門賞)、国内改良品種赤ワイン部門金賞(全体4位)、ジャパンワインチャレンジ甲州種部門トロフィー(第1位)、今年のサクラアワードではダブルゴールド(日本ワイン5アイテムのみ)と、大きなワインコンクールで必ず最上位の評価。

さて、甲州種スパークリングワイン(SP)ですが、炭酸ガス注入方式です。

SPの完成形は瓶内2次発酵かもしれませんが、瓶内2次発酵は手間暇かかり、高価になりがちです。

炭酸ガス注入方式の利点は、安価な点です。

瓶内2次発酵SPの国産最低価格は2千円台後半です。5千円台というものもあります。

白百合醸造のSPは1782円(税込)。

炭酸ガス注入SPも、ベースのワインが良いものならば、素晴らしいものができます。

同じ炭酸ガス注入方式の日本ワインコンクールのSP部門入賞常連の大和葡萄酒のSPや、メルシャンの勝沼のあわ、穂坂のあわも高評価です。

やや辛口です。

http://www.hamamatsuya.jp/sparkling-list.html

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七賢 満天下 五ツ星 入荷

2017-04-22 13:50:46 | 新商品インプレッション

山梨銘醸(北杜市白州町)から、七賢満天下五ツ星が入荷。

吟醸酒です。

七賢には、純米吟醸のビロードの味という日本酒がありますが、若干甘いため、辛口好みの方には満天下がお薦め。

満天下は、以前三ツ星、四ツ星、五ツ星の3シリーズでした。

発売されたのは、30年近く前の頃。

発売当初は5ケースロット。

紙パックの日本酒が出てきた頃で、地元の2級酒が売れなくなり始めていました。

七賢は、山梨で1番売れていたので、急いで高級酒にシフトしていました。

それから30年、ロットの縛りも無くなり、三ツ星、四ツ星もなくなりました。

山梨銘醸も代替わりになり、酒類の改廃もあるので、もしかすると五ツ星も無くなるかもしれないが、良い酒です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩ノ山ワインフェス

2017-04-15 16:15:07 | ワイナリー訪問記

2017年4月15日(土)、山梨県甲州市で第1回「塩ノ山ワインフェス」が開催されました。

場所は、甲州市役所前の中央防災広場。

甲州市の塩山地区のワイナリー7社の「塩山ワインクラブ」が主催。

7社は、機山洋酒、奥野田葡萄酒、五味葡萄酒、キスヴィン、塩山洋酒、甲斐ワイナリー、牛奥葡萄酒の全7社。

塩山ワインクラブは、奥野田葡萄酒の中村社長が最も年上で、年代が近いため、頻繁に集まり、団結力のある集団。

初めてのワインイベントには、行政も喜び、全面協力。田辺市長も当日、1人でワイングラスを片手に、イベント会場を散策していました。

こちらがワインブース。

チケット制(2000円)の有料試飲即売会。

定員は500名だったのですが、開催2週間前に、500名を大きく超え、チケットは完売状態。

ただ、チケットが無くても、飲食ブースや音楽イベントもあったので、イベント会場には自由に入場できました。

飲食ブースは、塩山のお店が中心。

音楽イベントは、勝沼のマルサン葡萄酒の若尾さんが仕切ったそうです。

下は、キスヴィンさんのブース。荻原氏が代表の葡萄栽培チーム「キスヴィン」が、アメリカでワイン醸造をしていた齊藤さんを招いて立ち上げたワイナリー。塩山で最も新しいワイナリー。

次は、甲斐ワイナリー。古壺もありますが、こちらはワイナリー限定のワイン。

甲斐ワイナリーの風間家は、武田信玄の時代までさかのぼれるらしい。

甲州種の白ワインはピカイチ。

こちらは五味葡萄酒。新しい醸造家を招いて2年目。ワインも一新。

こちらは牛奥ワイン。葡萄栽培農家約20件が株主のワイナリー。

一升瓶ワインが9割を占める、塩山では異色のワイナリー。

牛奥葡萄酒期待の後継者。

まだ醸造を担当していません。塩山ワインクラブでは最年少のため、そのプレッシャーは大変。

奥野田葡萄酒のブース。

いつも一緒の中村夫妻。奥様が描く花の絵を、夫がワインにします。

国際品種が中心で、有名ホテルや飲食店中心にワインを展開。

創業者の中村社長が塩山でワイナリーを開いて29年。

創業当時、周りのワイナリーは、すべて先代の時代。何をやるにも「まあまあ」と抑えられたが、今では「まあまあ」と言う方になったとか。

塩山洋酒のブース。頭しか写っていませんが、萩原専務。

甲斐ワイナリーの風間専務とは幼馴染みの同級生。東京農業大学でも同じゼミ。

風間さんが卒業できたのは、荻原さんのお蔭だったとか。

ベリーアリカント、ブラッククイーン、マスカットベイリAの3大在来品種のブレンドの赤ワイン「ジャパニーズブレンド」は塩山洋酒の至宝。

機山洋酒です。土屋社長は今回のイベントを仕切る一人。

甲州種の瓶内2次発酵のスパークリングワインは、県内スパークリングワインの先駆け。

余った甲州種をどうしようかと考えた末のスパークリングワインは、今や機山洋酒の看板。

左が甲斐ワイナリーの風間さん、右が機山洋酒の土屋さん。

土屋社長は普段笑顔を絶やさず、大変穏やかな方ですが、ワインに対する姿勢は厳しく、地域を思う気持ちには深いものがあります。

今回のワインフェスも、地元の商店や塩山温泉郷とも一緒に盛り上がりたいとのこと。

地域の方々の参加を強く呼びかけ、ずっと続くイベントにしたいとのこと。

ワインクラブでの会合では、他社のワインの改良点にもしっかり言及し、風間さんもいつも勉強になると仰っていました。

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スズラン酒造のシャルドネとカベルネ

2017-04-08 17:19:15 | 新商品インプレッション

笛吹市のスズラン酒造のカネルネソ-ビニヨン2013年とシャルドネ2016年が入荷です。

すずらんさんは、栽培葡萄の種類が豊富で、甲州やマスカットベイリAの他に、国際品種のカベルネソービニヨン、メルロー、、ピノノワール、プチベルドー、シャルドネ、ソービニヨンブランなどを栽培しています。

ビンテージにより、品質に差があるのですが、ワインツールズムで試飲して美味しかったと、お客様より感想をいただき、販売させていただくことになりました。

すずらんさんは、種類が多く、すべてを把握できないので、ご要望があれば、対応させて頂きます。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#suzuran


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塩山洋酒 甲州 雅 入荷

2017-04-06 16:12:32 | 新商品インプレッション

塩山洋酒の甲州種ワイン「重川」が、ワイナリー品切れで、同じ甲州種の「雅」を販売します。

雅は、塩山洋酒の伝統ブランド。

重川は現醸造担当の専務が作ったワインだが、雅は現社長からのワイン。

ラベルには地理的表示「山梨」の文字。

ごれは、GI(Geographical Indicationn)と呼ばれ、山梨のワインの証。

世界的には、ボルドーやシャンパーニュと同じです。

地域ブランドとして、国内外に宣言しています。

今後、山梨のワインには、この表示がされることになります。

塩山洋酒さんは、昨年の天候不順により、原料ブドウが少なく、ワインの欠品が出ています。

「例年の60%しか醸造が出来ていない。今後さらに欠品が出る」と社長が話されました。

新酒が出るまで大変ですが、在庫有るワインで対応させていただきます。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#enzan

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする