甲州種ワインのシュールリー製法は、甲州種ワインの新しい形として定着、人気が出ています。
甲州種ワインは、外国の白ワインに比べ、薄っぽい、などと言われることもあるのですが、シュールリー製法で、薄っぽさを見事に克服しています。
難点は、価格が高くなる点です。貯蔵期間が5ヶ月と決められているので、普通の甲州種ワインより2割程度高くなります。720mlサイズのシュールリーワインは2000円弱が相場です。
一宮町のルミエールは、宮内庁に赤ワインの納入実績のある名門ワイナリーですが、甲州種ワインのシュールリーの参入が遅れ、後発ゆえに価格を抑えて発売しました。3、4年前のことです。
当時、どこのメーカーもシュールリーの甲州種ワインは1500円を越えていましたが、ルミエールは1200円で参入。そのころよく売れていたシュールリーは、本坊酒造(マルスワイン)の「白根シュールリー」や中央葡萄酒(グレイスワイン)の「グレイス甲州」で、どちらも国産ワインコンクールの甲州種辛口部門で、トップの金賞をとった実績がありました。
ルミエールのシュールリーが発売された当時は、「安いなあ」くらいの印象しかなかったのですが、ルミエールの営業の方の熱心さと、年々値上げされる各社のワインを考慮し、いつの間にか、弊社のシュールリーの中では、一押しのワインになりました。グレイス甲州には及びませんでしたが、白根シュールリーよりは販売数が上回るようになりました。
ところが、今年のルミエールシュールリーはなんと値上げ。営業の方の説明によると、「最近の甲州種の収穫量の減少と、甲州種の人気で」とのこと。そうなんです。甲州種は最近メディアの露出も高く、普段外国のワインを飲み慣れている方々にも評価され、よく売れています。
また、7月21日には、甲州種ワインがヨーロッパへ初出荷されました。日本食がブームの中、日本食に合うワインというスタンスで、山梨のワイナリーがアピールしてきた成果です。
しかし、甲州種の葡萄の収穫量は減少しています。こちらは、葡萄の甲州種の価格が安く、農家が作らなくなってしまったためです。ここ3年ほど甲州種葡萄は、需要が供給を上回り、葡萄の価格は安定または上昇していますが、それ以前は毎年のように安く買い叩かれる状況で、農家が甲州種の樹を切って、違う葡萄の栽培を始めてしまったからです。
人気が出たのに、葡萄が無い。当然、品切れも起こります。昨年は、グレイス甲州が半年間、品切れしていました。今年は、矢作ワインの一升瓶の白がすでにありません。11月以降の新酒が出るまで品切れです。
そして、ルミエールのシュールリーも品切れになりました。発売は5月初旬です。発売時に値上げと聞いてパンチを食らい、7月初旬に売り切れと聞いてダブルパンチです。
売る方としては、暑くなって、甲州種シュールリーを売り出すチャンスなのです(冷やすとなお美味しい)が、発売して2ヶ月で売り切れとは絶句です。おいおい、こちらは「なんぼも売っていないよう」。
さて、いよいよ国産ワインコンクールの審査も終わり(7/21から7/23)、そろそろ審査発表です。こちらも、上位入賞ワインは注文が殺到し、すぐにメーカー売り切れになります。審査発表には気をつけます。
甲州種ワインは、外国の白ワインに比べ、薄っぽい、などと言われることもあるのですが、シュールリー製法で、薄っぽさを見事に克服しています。
難点は、価格が高くなる点です。貯蔵期間が5ヶ月と決められているので、普通の甲州種ワインより2割程度高くなります。720mlサイズのシュールリーワインは2000円弱が相場です。
一宮町のルミエールは、宮内庁に赤ワインの納入実績のある名門ワイナリーですが、甲州種ワインのシュールリーの参入が遅れ、後発ゆえに価格を抑えて発売しました。3、4年前のことです。
当時、どこのメーカーもシュールリーの甲州種ワインは1500円を越えていましたが、ルミエールは1200円で参入。そのころよく売れていたシュールリーは、本坊酒造(マルスワイン)の「白根シュールリー」や中央葡萄酒(グレイスワイン)の「グレイス甲州」で、どちらも国産ワインコンクールの甲州種辛口部門で、トップの金賞をとった実績がありました。
ルミエールのシュールリーが発売された当時は、「安いなあ」くらいの印象しかなかったのですが、ルミエールの営業の方の熱心さと、年々値上げされる各社のワインを考慮し、いつの間にか、弊社のシュールリーの中では、一押しのワインになりました。グレイス甲州には及びませんでしたが、白根シュールリーよりは販売数が上回るようになりました。
ところが、今年のルミエールシュールリーはなんと値上げ。営業の方の説明によると、「最近の甲州種の収穫量の減少と、甲州種の人気で」とのこと。そうなんです。甲州種は最近メディアの露出も高く、普段外国のワインを飲み慣れている方々にも評価され、よく売れています。
また、7月21日には、甲州種ワインがヨーロッパへ初出荷されました。日本食がブームの中、日本食に合うワインというスタンスで、山梨のワイナリーがアピールしてきた成果です。
しかし、甲州種の葡萄の収穫量は減少しています。こちらは、葡萄の甲州種の価格が安く、農家が作らなくなってしまったためです。ここ3年ほど甲州種葡萄は、需要が供給を上回り、葡萄の価格は安定または上昇していますが、それ以前は毎年のように安く買い叩かれる状況で、農家が甲州種の樹を切って、違う葡萄の栽培を始めてしまったからです。
人気が出たのに、葡萄が無い。当然、品切れも起こります。昨年は、グレイス甲州が半年間、品切れしていました。今年は、矢作ワインの一升瓶の白がすでにありません。11月以降の新酒が出るまで品切れです。
そして、ルミエールのシュールリーも品切れになりました。発売は5月初旬です。発売時に値上げと聞いてパンチを食らい、7月初旬に売り切れと聞いてダブルパンチです。
売る方としては、暑くなって、甲州種シュールリーを売り出すチャンスなのです(冷やすとなお美味しい)が、発売して2ヶ月で売り切れとは絶句です。おいおい、こちらは「なんぼも売っていないよう」。
さて、いよいよ国産ワインコンクールの審査も終わり(7/21から7/23)、そろそろ審査発表です。こちらも、上位入賞ワインは注文が殺到し、すぐにメーカー売り切れになります。審査発表には気をつけます。