やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

シロテンハナムグリ(神通川/富山市[八尾町]西神通)

2013-07-01 09:42:20 | 昆虫類

河原のヤナギで、シロテンハナムグリが滲み出た樹液を舐めていました。

シロテンハナムグリは、シラホシハナムグリとひじょうによく似ていますが、頭楯前縁がわずかに反り返り、中央が少し湾入して二山になっている(写真下)ことなどで見分けることができます(シラホシハナムグリは反り返りません)。

《頭を突っ込みヤナギの樹液を舐めるシロテンハナムグリ 2013/06/30》

《頭楯前縁がわずかに反り、中央が少し湾入して二山になっているシロテンハナムグリ 2013/06/30》

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ヒラアシキバチの仲間(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2013-07-01 05:15:25 | 昆虫類

オニヤンマが羽化(6月30日ブログ)していた同じ木(キハダ)に、一瞬スズメバチかと見間違う、今までに見たことのないハチが3頭いました。擬態ではないかとは思いましたが、手で掴むときは刺されないかと緊張しました。うち2頭は、産卵管を幹に差し込んで産卵中のようで、触っても動きませんでした。同定してもらうため採集しましたが、産卵管はなかなか幹から抜けませんでした。

この昆虫を富山市科学博物館の根来尚さんに見ていただき、ヒラアシキバチの仲間とわかりました。ヒラアシキバチは、原始的な広腰亜目のキバチ科のハチで、産卵管は植物に産卵するためだけに使われ、動物を刺すことはないそうです。

 《スズメバチに擬態したヒラアシキバチの仲間 2013/06/29》

《産卵管(黒い管)を幹に差し込んでいるヒラアシキバチの仲間 2013/06/29》 

 《産卵管を差し込んでいるヒラアシキバチの仲間 2013/06/29》

※ 2018/10/08「ヒラアシキバチ」ではなかったので、「ヒラアシキバチの仲間」に訂正します。

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