寺家には、アカガシの大木にウラジロカシが混生した照葉樹林が残されています。立ち枯れしたウラジロガシの幹で、セミスジコブヒゲカミキリの♂♀を見つけました。
セミスジコブヒゲカミキリは、「♂の触角第3節は端部2/5がふくれ、前胸側方のとげは小さい」(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅰカミキリ編』)とあります。
なお、セミスジコブヒゲカミキリの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のNさんにアドバイスしていただきました。
《セミスジコブヒゲカミキリ 2013/07/06》
寺家には、アカガシの大木にウラジロカシが混生した照葉樹林が残されています。立ち枯れしたウラジロガシの幹で、セミスジコブヒゲカミキリの♂♀を見つけました。
セミスジコブヒゲカミキリは、「♂の触角第3節は端部2/5がふくれ、前胸側方のとげは小さい」(『原色日本昆虫生態図鑑Ⅰカミキリ編』)とあります。
なお、セミスジコブヒゲカミキリの同定にあたっては、富山県昆虫同好会のNさんにアドバイスしていただきました。
《セミスジコブヒゲカミキリ 2013/07/06》
太閤山ランドは、里山をそのまま残した部分も広いので、身近な自然を観察するには絶好のフィールドです。
この日は、見頃のアジサイを鑑賞(「あじさい祭り」開催中)した後、自然観察です。ヘメロカリスの植えられた斜面にあるスギの大木の幹に、小さい穴が無数にあいていました。その中の一つの穴に、ハチが出入りしていました。中で営巣しているようです。
後日、富山市科学博物館の根来尚さんに写真を見てもらい、ドロバチ科のカバフスジドロバチ(カバフドロバチ)であるとがわかりました。
森林総合研究所の『日本竹筒ハチ図鑑』には、「体色は黒色で、腹部の第1-2背板に黄褐色の太帯をもつ。エントツドロバチに似るが、腹部には光沢があり、腹部第2節の膨らみは弱い。翅は紫色で光沢がある。竹筒などに泥の仕切りを作り営巣する。幼虫の餌としてガ類の幼虫を狩る。母バチは随時給餌を行うので、亜社会性と考えられる。カバフスジドロバチやカバフドロバチとも呼ばれる。」とありました。http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/species/pararrhynchium-ornatum/0018.html
《巣穴を覗くカバフスジドロバチ 2013/06/28》
《カバフスジドロバチ 2013/06/28》
《カバフスジドロバチが営巣していたスギ 2013/06/28》