池の側のガマの葉に、アオイラガの幼虫がいました。ガマの葉を食べていたのかどうかは、確認していません。
アオイラガも、イラガと同じように、幼虫の棘には毒があります。ただし、イラガとは違い、繭にもその棘が付着しており、触れると棘が刺さるので注意が必要です。
《アオイラガの幼虫 2013/07/21》
池の側のガマの葉に、アオイラガの幼虫がいました。ガマの葉を食べていたのかどうかは、確認していません。
アオイラガも、イラガと同じように、幼虫の棘には毒があります。ただし、イラガとは違い、繭にもその棘が付着しており、触れると棘が刺さるので注意が必要です。
《アオイラガの幼虫 2013/07/21》
真夏の日差しのなか、草むらから「ギース、チョン」(と子供のころ聞いていました)というキリギリスの鳴き声が聞こえてきます。少し草むらに踏み込むと、足元にキリギリスの♀がいました。以前住んでいた関西地方では、子供のころ、夏になると竹籠にいれたキリギリスが売られていました。
キリギリスは、最近、青森県から岡山県にかけて分布するヒガシキリギリスと、近畿地方から九州地方にかけて分布するニシキリギリスの2種に分けられているようです。写真のキリギリスは、産卵管があるので、ヒガシキリギリス♀でしょうか?。
《草むらの中のヒガシキリギリス♀ 2013/07/19》
唐突ですが、私が現在使っているカメラをご紹介します。私のデジカメ選びの条件は、価格のほか、
① 望遠マクロの撮影ができること
② レンズを交換しなくても、広角から望遠まで撮影ができること
③ 手持ち撮影に強いこと
④ できるだけズーム倍率が大きいこと
の四点です。この条件が満足できれば、ほかのいろいろな欠点は我慢しています。
この条件を勘案して、現在使っているカメラが「FINEPIX HS30EXR」です(「ネオ一眼レフ」と呼ばれるそうですが、一眼レフのように見えるけれどもレンズ交換できないデジカメ)。
説明には、こうあります。
① 広角24mmから超望遠720mmまでのフジノン光学式30倍ズームレンズ搭載。
② 光学式30倍ズームと、最適な画像処理を行う超解像技術を組み合わせることで、さらに2倍の最大60倍まで高画質撮影が可能。エッジ部を強調しながら、自然でなめらかな階調を両立し、画像劣化しやすいデジタルズーム時にも高い解像感を実現します。
③ 手ブレ補正機能搭載で、高倍率ズーム時の手持ち撮影でも、ブレずに撮影が可能。
④ スーパーマクロモードでは、1cmまでの近接撮影が可能。
これに、「レンズ保護フィルター」を常時つけています。「偏光フィルター」と「クローズアップレンズ」は面倒なので、よほどの時でないと使いません。
かなり満足していますが、欲を言うと、次の三点を改良してもらえると、もっと使いやすくなると思います。
① 「スーパーマクロ」モードで望遠機能を持つようにする
② 単三電池を使えるようにする
③ 青~紫色の発色をよくする
《現在使用しているデジカメ》
コナラの樹液を、カナブンとアオカナブンがいっしょに舐めていました。アオカナブンを見たのは今年初めてで、カナブンより出現が遅いようです。個体数は、カナブンよりかなり少なめです。
アオカナブンはカナブンとよく似ています(カナブンにも緑色に近いものがいます)が、少し細めで、腹側を見ると、後脚の基節が接していることで見分けられます(カナブンでは離れています)。
《カナブン(下)とコナラの樹液を舐めるアオカナブン(上) 2013/07/19》
《後脚の基節が接しているアオカナブン 2013/07/19》
住宅地の小さな側溝で、アブラゼミが羽化に失敗していました。地中で過ごした数年間の総決算である羽化は、昆虫にとって危険のひじょうに大きい瞬間だと、つくづく思います。
《側溝で羽化に失敗したアブラゼミ 2013/07/21》
《羽化に失敗したアブラゼミ 2013/07/21》
十数年ぶりに家族で称名滝に行ってきました。水量もたっぷりで、圧倒的な迫力でした。
称名平の遊歩道の木陰で休んでいると、下草に何かがとまったような気がしました。目をやると、メタリックな緑青色に輝くハンノアオカミキリでした。
《下草にとまるハンノアオカミキリ 2013/07/21》
《総落差350mの称名滝 2013/07/21》
メロンの葉の上で、オオモモブトスカシバが休んでいました。
オオモモブトスカシバは、スカシバガ科のガで、幼虫はカラスウリやキカラスウリなどウリ科植物を食べます。
《メロンの葉で休むオオモモブトスカシバ 2013/07/18》
《オオモモブトスカシバ 2013/07/18》
《オオモモブトスカシバ 2013/07/18》
樹液の出たコナラの幹で、今年になって初めてカブトムシに出会いました。あちこちの小学校でも夏休みが始まり、やっと真打登板、本格的な夏という感じです。食事の場は、♂♀の出会いの場。ここでも、♂が樹液を舐める♀を(ほかのカブトムシの♂から)ガードしていました。
《コナラの樹液にやってきたカブトムシ♂♀ 2013/07/19》
洗って片づけておいた植木鉢の側面で、マイマイガ♀が産卵していました。このあたりでマイマイガを見かけることは少なく、たまに出かける里山などでは今年ひじょうにたくさんの幼虫を見かけたことから、大量発生しているのかも知れません。
卵は、数日をかけて一か所にまとめて産み付けられ、表面を鱗毛で保護します。
庭木の葉が食い尽くされたり、周辺に迷惑をかけたりしたくないので、かわいそうですが処分しました。
《植木鉢の側面で産卵するマイマイガ♀ 2013/07/19》
敷地の境界に植えられているキハダの幹に(高さ2メートル以上のところ)、体は黄褐色で胸部(首のように見える)がアンバランスに長い、乳白色の翅をもった大きな虫がとまっていました。ヘビトンボです。
ヘビトンボは、ヘビトンボ目(広翅目)ヘビトンボ科の昆虫で、幼虫は水生で、成虫になると広葉樹の樹液にやってきます。大きな大顎があり、不用意につかむと咬まれます。
《ヘビトンボ 2013/07/19》
《ヘビトンボ 2013/07/19》
河川敷の少し荒れた林の中を歩いていると、足元から交尾中のヒメウラナミジャノメが飛びだしました。
ヒメウラナミジャノメは、樹林地のそばや草原などでよく見られるジャノメチョウ(「蛇の目蝶」)の仲間です。ぴょんぴょんと、跳ねるように飛びます。
ヒメウラナミジャノメの交尾飛翔型式(交尾中に雌雄いずれが飛ぶかを示す表記法)は、すべて〈←♀+♂〉(『原色日本蝶類生態図鑑Ⅳ』)なので、下の写真では上が♀だと思います。
《ヒメウラナミジャノメ(交尾) 2013/07/15》
レッドロビンの生垣の茂みに、アブラゼミがじっととまっていました。羽化したばかりかも知れませんが、近くに羽化殻は見当たりませんでした。
この近くでは、アブラゼミはもちろん、ニイニイゼミの鳴き声もまだ聞いていません。
《アブラゼミ 2013/07/18》
庭のあちこちで、独特の色と形をしたツマグロヒョウモンの幼虫を見かけるようになりました。2~3週間ほど前に、鉢植えのビオラにもぐりこんで産卵していたので、それらが孵ったのだと思います。
《歩き回るツマグロヒョウモンの幼虫 2013/07/16》
《ビオラの葉を食べるツマグロヒョウモンの幼虫 2013/07/16》
公園の一部が伐開され、モミジの苗が植えられていました。そのモミジの葉に、アカハナカミキリ(だと思いますが…)がとまっていました。
アカハナカミキリは、体長12mm~22mm、頭部は黒色、胸部背側と上翅の赤褐色が目立つきれいなカミキリムシです。成虫はノリウツギやシシウドなどの花に集まるようです。
《モミジ葉上のアカハナカミキリ 2013/07/16》
ソメイヨシノの古木の根元の葉に、コスカシバがとまっていました。コスカシバは、スカシバガ科の蛾で、平地ではもっとも普通に見られるそうです。幼虫がサクラやモモ、ウメなどの樹皮下に入って材を食べるため、害虫として知られています。
《サクラの葉にとまるコスカシバ 2013/07/16》
今年の春(3月30日)に立ち枯れの木の中で見つけたカブトムシの幼虫は、腐葉土といっしょに一部を持ち帰り、飼育していました。
http://blog.goo.ne.jp/1948goodspring/e/32b2a6a25f314c55436feefa352c14e9
最初は大きな容器で数匹をいっしょに飼育していましたが、蛹化や羽化の様子を観察するため、蛹化が間近と判断したときに、1頭ずつ空き瓶にいれました。
2013/06/24、瓶の中で蛹室を作った終齢幼虫を確認しました(写真:上)。
2013/07/12、瓶の中で♂が蛹化しました(写真:中)。蛹室を作ってから18日目での蛹化です。
2013/07/16、瓶の中で♂が羽化しました(写真:下)。蛹化してから4日目に羽化しました。
今回、蛹化や羽化の状況が外から確認できるよう小さめの瓶を使用しました(蛹室の壁の一部がガラス瓶に接する確率が大きくなるから)。特に、写真の飼育瓶では、完全な蛹室ができない程度に腐葉土を少なめに入れました(上から蛹室の中が観察できるから)。この場合、特に♂の角が正常にならない可能性があるので、注意が必要です。
《飼育瓶の中で蛹室を作った終齢幼虫 2013/06/24》
《飼育瓶の中で蛹化したカブトムシ♂ 2013/07/12》
《飼育瓶の中で羽化したカブトムシ♂ 2013/07/16》