2月上旬の土曜日、秋葉原で400ml献血を行った後に訪れました。12時15分頃に到着すると行列は48人。二郎の混雑度にお昼時は関係ないかと思っていたのですが予想以上の長さでした。2時間強並んで入店し、その10分後にラーメンが配膳されました。尚、その頃本店を卒業した助手さんが厨房内に待機していましたので、次々ロットの15時位には麺上げが交代したようです。
大ラーメン(硬め)、大蒜脂。大豚には売切れランプが点灯していました。
麺丼。
2分間隔で2回に渡って麺が投入され、麺を茹でる作業は9分間に渡って行われていました。私の硬めは4分間浮遊した後丼に移されました。最初に投入されたのは硬め分だけだっただとしても、通常分の茹で時間分には7分と9分のものが混在していたことに。
ところどころにボソボソとした感覚を覚え粉の存在感際立ち、小麦の香りを豊かに放っていました。
神田神保町店で麺の茹で加減を指定したのは初めてだったのですが、硬め良いな、と。
野菜丼。
熱が残ってシャキッとした色鮮やかな野菜は豚の下にもぎっしりと。何も言わなくともこれだけ盛られた、じんわりと甘いもやしとキャベツを固形脂をドレッシング代わりにパクパクと。
豚。豚入りと違わぬこの量は、恐らく店主さんのご厚意かと。以前にも似たような事があったので、どうも無類の豚好きだと認識されているようです。
薄くスライスされた、箸で持ち上げただけでボロボロと崩れた豚。
脂身が少なく健康的も軟らかな豚。
表面の様子からは想像出来ない位に深層部に旨味を含んでしっとりとした食感の豚。
ネットリとした触感の脂を蓄えた豚。
潤いを保った赤身が口の中でサクッという具合に裂けた豚。
端豚も。醤油ダレを奥まで受け入れていました。
圧力を掛けると筋線維が露になるも不快感を覚えることはありませんでした。
麺丼の底にはこのような豚の破片がいくつも。
細かな大蒜は麺や野菜に塗して。
厚い液体油の層と白濁した部分が見受けられるスープ。
固形脂も浮かんでいます。
豚出汁のコクが効いていることに固形脂が加えられたことで円やかさが先行し、何度も口に運ぶことで徐々に醤油が積み重なっていく仕上がり。ただ、塩味はその上限が定められていたかのように、過剰にはならず。
固形脂、醤油ダレ、固形脂の順に麺の上に。甘辛くてそのままでも麺や野菜に添えても美味しかったです。
生卵。冷ます為にこのまま麺を移して、そして最後に残った麺と絡めて。
16分程で完食。ギリギリ店主さんの手による一杯を堪能出来ました。遅番の助手さんを含めた3人にお礼を言い、40人の行列を横目に月島方面を目指して歩き出しました。